第14回 【軽く解説】 K間欠的ファスティングの導入
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K間欠的ファスティング(半日断食)の導入
断食です。
「間欠的ファスティング」で検索すると、断食を行う頻度や時間の長さによって何パターンかあり、様々な情報がネットで散見されます。
少し前に結構流行ったみたいですが、元はアメリカで流行したものが日本に入ってきたのが始まりのようです。
Jason Fung著の「The Obesity Code(肥満の暗号)」という本に詳しいようです。
何のことはありません、細かいやり方は異なるにしても、大まかな理論ややり方に関して言えば、昔からある西式甲田療法で勧められている「半日断食」がこれに当たります。
一日三食しっかり食べないと元気が出ない → ×
一日二食で空腹時間を作る。内臓を休めて細胞も元気はつらつ → 〇
このサイトに辿り着くような人には、今さら各メリットの細かい説明等は不要かと思います。
インスリン抵抗性の抑制を始めとして、アンチエイジング、炎症を抑える、内臓を休め、細胞の働きを活性化、腸内環境の改善、挙げだすとキリがないほどで、これをやらない理由を挙げるほうが難しいくらいですね。
むしろ、一日二食以下で得られるこれらの現象は「効果」というわけではなく、本来の状態に戻すだけと言った表現の方が正しいかと思います。
「プラス」というよりは、「今まで当たり前になってしまっていたマイナス」をなくす、ということです。
現代人の食文化として、一日三食か、間食も入れてそれ以上、ダラダラとしょっちゅう何かを口にして飽食していることで、様々なデメリットを被り、様々な機能を失い、駄目にし、いつでも不調で、いつ病気になるかわからない未病のような悪い状態がデフォルト化してしまっている、ということです。
それを、人間のDNAに沿った正しい食事法(一日のうちで、半日以上、空腹時間を設けること)で、本来の状態に戻してやる。
本来は空腹状態がデフォルトで、それで身体は上手く働くように出来ている。
食にありつくのは特別な状態です。
血糖値を上げるホルモンは数種類用意されており、空腹への備えは準備万端。
血糖値を下げるホルモンはインスリンのみの1種類。満腹、過食への備えは一枚のみです。
DNAからすれば空腹が自然なことで、ずっと何かを食べ続けている食環境(一日三食以上)の方が異常である。
それだけのことです。ただし、空腹状態も大切にしつつ、必要な栄養は必ず確保しなければなりません。
空腹であればあるほど良いと傾倒してしまうと、短期的には内臓は楽になり、身体も調子が上がったような感じになります(種々の難病さえ治る)が、長期的には身体を壊します。
骨がもろくなりますね。後の本編記事で取り上げますが、とある少食主義の芸能人の方が、身体検査で骨密度が大変なことになっていました。
最良なのは、「毎日の空腹時間」を確保しつつ、それでいて同時に摂取カロリーも確保しつつ、内容としては、「充分なタンパク質」+「良質な脂質」+「充分なビタミンとミネラル」+「少量の良質な糖質」ということになります。
具体的には、これも後々の本編記事で取り上げます。
これから糖質制限を行う場合、特にカロリー不足で失敗することを一番に避ける、これを優先しなくてはなりません。
これまで一日三食の習慣があった人は、最初はそのまま一日三食(消化酵素、塩酸サプリ、プロバイオティクス併用のこと)で、カロリー確保を優先することをお勧めします。
糖質制限初期においては、脂質をエネルギーとして使う回路があまり発達していませんので、意識してタンパク質と脂質を多めに摂っておかないと、途端にエネルギー不足となり、体調を崩して、失敗する可能性があります。
実際、ハナはよく調べもせずに、ただ主食を抜くだけのなんちゃって糖質制限を行い、カロリー不足から免疫力を下げ、見事に体調を崩し、風邪を引いて、糖質制限を断念したことがあります。
また、糖質制限初期は、「高タンパク・高脂質」の処理に身体が慣れていませんので、消化酵素、塩酸サプリ、プロバイオティクスは、一度も失敗無しで成功させるためには必須と思ってください。加えて、細胞内にエネルギー源としての脂肪を運ぶ役割をするL−カルニチンのサプリも必要です。
もともと一日二食の人は、カロリーを摂取するチャンスが三食の人よりも少ないですから、上記のサプリ群はより重要となってきます。口に入れたものを、きっちり消化分解して、エネルギーに変換していく必要があります。
サプリを使うまではちょっと・・・という方は、炭水化物を減らすのにしっかりと段階を踏んでください。
まずはお菓子、おやつ、スイーツ、デザートをやめる。
依存が抜けて、それが普通になってきたら(2週間〜1か月程度)主食を、朝か昼か夕か、1回分だけ抜く。抜くだけでなく、抜いた分は代わりに、肉や卵、チーズ、オイル、バターや生クリームでカロリー補完する。
またそれを2週間〜1か月、様子を見ながら繰り返していき、徐々に主食を摂る回数を減らして、最終的には炭水化物、糖質をゼロに近づけてゆく。
これなら失敗しません。
ちょっと間欠的ファスティングの話が逸れました。
次回より、「@糖質制限する」の内容から詳しく見ていきます。
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