第15回 糖質制限は危険なのか?

第15回 糖質制限は危険なのか?



【第0回ハナの思い←まだの方はこちら】


より多くの方に読んでいただいて虚弱体質改善していただくため、アメブロも始めました。こちらに無い情報も語っていきます。良かったら覗いてみてください。

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「厳格な糖質制限(断糖)を長期に渡ってやるべきではないのか?」と置き換えても良いかと思います。

 

 

実際のところは、わからない

 

 

 これはもう本当に、実際のところ、本当にわかりません。(最後にハナの結論はご紹介します)

 

 「良い」か「悪い」か、一言では断じきれません。

 

 糖質制限派の先生方の主張も、糖質選択派の先生方の主張も、糖質制限完全否定派の先生方の主張も、それぞれ一理あり、どの面を切り取るかで答えは変わってきます。(糖質制限完全否定派の先生方は、糖質制限を一度も自身や患者に試すことなく結論ありきで頭から否定していることが多いので、そもそも議論の壇上にすら立てていない残念な場合が多いですが)

 

 要は、糖質制限が良いのか悪いのか、糖質制限に何を求めるかで答えは変わってくるのです。

 

 また、それを行う個人の体質によっても答えは変わってきます。

 

 また、どれくらい糖質を制限するのかによっても答えは変わってきます。(糖質「制限」はとても良いが、断糖はやり過ぎ、ダメ。など)

 

 ちなみに、この論争に関して糖質制限として批判されているのは、主に「断糖肉食」のことですね。ここをごっちゃにすると本当に混乱してくるので、一度意識してください。

 

 糖質制限完全否定派の先生方も、炭水化物摂取の重要性を説かれる中でも、間違っても、ケーキやパフェや白砂糖や食パンをたくさん食べて炭水化物を確保しよう!とは言いません、さすがに。

 

 糖質を摂らなければならない。が、無条件に糖質なら何でも取っていいわけではない。後半の主張(白砂糖ダメ、食パンダメ、ジュースダメ)は、両者に共通している部分です。

 

 そういう意味では、「制限」の内容の解釈の仕方次第で、糖質制限否定派でも、一種の糖質制限推奨の枠の中にある、ということになります。

 

 つまり、糖質を「ある程度」制限することに健康上のメリットは確かにあるが、一日数g以下など、ゼロに近いような極端な断糖肉食は危険だ、と言っているわけです。その「ある程度」が「どの程度」なのかによって、また主義主張が分かれてきます。単なる糖質の量ではなく、糖質の質が問題という尺度もあります。

 

 よって、ここでいう「糖質制限」とは、断糖肉食(糖質をよりゼロに近くしていく、いわゆるスーパー糖質制限。糖質は少ないに越したことはない!)のことを指すと解釈してください。

 

 

糖質制限(断糖肉食)に関するあれこれ

 

 

 賛成派の意見と否定派の意見をざっと書きますと、

 

 糖質制限は、血管に著しくダメージを与えたり活性酸素の害がある血糖値スパイク、またインスリンスパイクを確実に無くすため、短期的に心身の状態を改善する。よって、その結果、長期に渡っても、動脈硬化、糖尿病、血管系の疾患やがんを予防することが確実である。

 

 

 厳格な糖質制限をした人たちを調査した結果、長期に行うと心疾患にかかる割合が増加した、という実験結果がある。

 

 反論→「厳格な」というが、実際に調査された人たちの糖質制限具合は、「ゆる糖質制限」にあたるもので、厳格な糖質制限者に関する調査ではそもそもなかった

 

 

 ラットの実験では、PFC(タンパク質・脂質・炭水化物)バランスを変えて糖質制限させたところ、糖質制限を行ったラットの寿命が縮んだ

 

 反論→糖質制限賛成派「人間とラットは別の生き物、参考値にはなるが、すぐさま証拠にはならない」

 

 

 世界の長寿村の食生活において、糖質制限を行っている村はない

 

 反論→そういう食文化だから。世界の長寿村の人が糖質制限をやってみた場合と比べてないし、摂取できる食材の質が全く違う。糖質制限が短命になるという証拠にならない

 

 

 昔のイヌイットは厳格な糖質制限状態だったが、ガンや心疾患や糖尿病が見られなかった

 

 反論@→「昔のイヌイットは実は炭水化物を取っていた」

 

 反論A→「しかし、短命だった」

 

  Aへのさらなる反論→「短命だったのは乳幼児期の死亡率が平均寿命を引き下げていたため。また、近年、欧米の食文化が流入してから同時期に各種生活習慣病が増加した」

 

 

 長期の糖質制限はインスリン抵抗性を生じさせ、耐糖能が退化していくため、徐々に血糖値が下がらなくなって、糖尿病に傾いていく

 

 反論→厳格な糖質制限10年選手の先生もおられるが、糖尿病にはなっていない

 

 さらなる反論→厳格に糖質制限をやっているから。少しでも糖質を摂ると血糖値が爆上がりし、通常人よりも耐糖能が弱っているため糖尿病になりやすくなっていると言える。

 

 さらなる反論→害しかない糖は生涯全く取らないので、糖を取った場合の議論をする必要無し。タバコをやめるとニコチン耐性が無くなるが、久々にタバコを吸った時の心配をする必要が?)

 

 必須の脂肪酸、必須のアミノ酸はあるが、必須の糖は無い。

 

 反論→赤血球細胞には唯一ミトコンドリアがなく、絶対にブドウ糖が必要

 

 さらなる反論→糖新生でまかなえているので問題ない。

 

 さらなる反論→わざわざ肝臓の仕事を増やす必要が?

 

 さらなる反論→わざわざすい臓に血糖値を調整させる必要が?

 

 

 肉食は腸内環境を悪化させる。結果、血管血液の質も低下、ガンになりやすくなる。赤身肉の摂取が大腸がんを引き起こす。

 

 反論→肉食に慣れておらず、消化しきれていないから。消化不良のたんぱく質が腸内で腐敗し悪玉菌のエサに。長期の肉食でタンパク質が充足し、そこからタンパク質を材料としている消化酵素がちゃんと作られれば消化不良にはならず、便の質も改善される。※

 

(※ハナ注釈:これは本当ですね。肉ばかりかなりの量、毎日毎食食べてますが、昔と違って便も臭くないし、おならも無臭。色も明るい茶や黄色でバナナ状です。残念ながら、まだ水に浮くところまでは行ってませんが。。。ただし、現在は、消化酵素サプリ、塩酸サプリ、プロバイオティクス併用で、の話です。)

 

 

 

ハナの結論

 

 

 結局のところ、断糖肉食で80年間生きたあなたのデータを計測してみないと、あなたが断糖肉食で80年生きて大丈夫なのかは、分からないのです。

 

 極端なことを書きますが、耐糖能がしっかりしていて、長寿遺伝子を持っている故・きんさんぎんさんのような方なら、糖質を取っても大丈夫だし、ハナのように残念な虚弱体質だと、調子に乗って糖を摂るとテキメンに調子が落ちます。耐糖能がヘボいので、血糖値が乱高下してしまっているためで、これはすなわち、血管にダメージを負い、ビタミン類を失い、活性酸素の害を被り、最終糖化物質AGEの弊害を被っていることを意味するわけです。

 

 つまり、糖質を取って調子が落ちる人は、何ともない人と比べると、糖の害がデカいわけです。基本的に血糖値スパイクに害があるわけですから。

 

 糖質摂ってダルくなる人は、余計に取らない方がいい。もしくは、もし摂るのであれば、肉→野菜→糖質の順を確実に守る。空腹で最初に糖質を絶対にやめる。

 

 ただ、耐糖能が高い人でも、少なくとも、ケーキやまんじゅうを喰って身体に良いことは一つもないことだけはわかる。影響が少ないのかもしれないが、どんなに影響が少ない人でも、摂るよりは摂らない方がいいことは確実。

 

 ジュースや砂糖、粗悪な油や小麦類でできた糖質の塊のことを言っています。

 

 で、ハナは意志が弱いです。

 

 自分に駄目だと言い聞かしても、すぐに頭の中で言い訳をして、手を出してしまう。

 

 もともと甘いものが大好きで、ほどほどを守れない。自由に食べていいスイーツが目の前にあると、必ず人一倍たくさん胃に詰め込んでしまう残念な性質の持ち主です。

 

(体質改善された結果、依存も抜け、栄養も比較的満たされている現在では、ほどほどを守れるようになりました。ほどほどをどうしても守れないのはタンパク質と、依存と、ビタミン等の栄養不足からきています。(^^))

 

 

断糖肉食で、意図的に「糖を取りたくなくなる身体」にする

 

 

 そしたらもう、完全禁止して、一度完全に依存を取ってしまうより他に方法がないです。

 

 そしたら、断糖してしばらく経つと、今度は糖質に身体が敏感になります。

 

 耐糖能が落ちるというマイナスな言い方もできますし、久々にタバコを吸った時のヤニクラ(糖はタバコのニコチンみたいな害物で、わざわざ摂る必要無し)と例えることもできます。

 

 前者だと生物として退化したことになるし、後者だと本来の自然な状態に戻ったということになります。

 

 糖に敏感になった状態が、DNAの設計に従った本来の状態なのか、もしくはDNAに逆らった不自然な状態なのか、それはわかりません。諸先生方が熱く議論されていて、まだ結論が出ていないくらいなので、ハナが何か言ってもしょうがないですね。

 

 

 それは一旦置いといて、ただ、事実だけがあります。
 断糖すると

 

甘ったるいケーキを食べる
 ↓ 
心臓がどきどきしてきて、頭がズーンと重たくなってきて、具合が悪くなる。

 

 そんな体質になります。

 

 「こんな恐ろしいものを、以前の自分は嬉々として喰ってたのか」みたいな感覚になります。

 

 それが本来なのか、異常事態なのかはさておき、少なくとも、これでもう、「ケーキ食べたい」とはならなくてすむようになるわけです。

 

 糖に敏感なため、血糖値が爆上がりして具合が悪くなることが目に見えているからです。「頼むからこの高級スイーツを食べてくれ」と言われたって、心底「マジで勘弁してくれ」となるわけです。

 

(「ほんとは食べたいんだけど」・・・とすらなりません。面白いですよ。自分でもびっくりします。)

 

 

 もう、「甘いものが食べたいけど、我慢我慢」という終わりが無い上に勝ち目も無い戦いは、もうしなくて良くなります。

 

 早い話、ケーキが嫌いになれるわけです。

 

 体調を落とす、老化を早める、病気になる、ガンになる、そんな粗悪な糖質の塊を、もう欲しがらなくて済むようになります。

 

 代わりに豊富なタンパク質、良質な脂質を摂取することで、体調がテキメンに良くなります。疲れなくなります。精神も上向きます。クヨクヨしない、落ち込まない、ストレスに強くなる。栄養が満たされれば、ケーキやアイスやジュースを不思議と欲しなくなります。

 

 

 それで、いいんじゃないでしょうか。

 

 

 断糖する。糖質の塊で血糖値爆上がり。

 

 糖質が嫌いになる。糖質を我慢する必要自体なくなる。

 

 肉や脂質を摂る。体調が爆上がり。

 

 

 以前のハナには、1000万積まれたって、もう戻りたくありません。それがハナの答えです。

 

 

 体調最悪。ケーキが美味い。まんじゅう美味い。食パン美味い。食べて後悔。でも食べたい。やっぱり美味い。でも、身体に悪い。やめられない。たまにならいいよね。体調最悪。

 

 ケーキを喰らい、気分も暗い、心がCry。自分は一体何のために生きてるのか、自問自糖の日々。

 

 

 

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