第45回 依存症だと幸せになれない 2

第45回 依存症だと幸せになれない 2



【第0回ハナの思い←まだの方はこちら】


より多くの方に読んでいただいて虚弱体質改善していただくため、アメブロも始めました。こちらに無い情報も語っていきます。良かったら覗いてみてください。

https://ameblo.jp/akatsukihana12


 

 全っっ然本編と関係ないですが・・・

 

(読み飛ばし可)

 

 ハナはテレビのリモコンのことを「チャンネル」と呼ぶクセがあります。

 

 

ハナ「あれ?チャンネルどこいった?」

 

嫁さん「この家にチャンネルなんて物はない」

 

・・・ってな具合なのですが、

 

つい先日のこと

 

 

ハナ「あれ?チャンネルどこや?どこいったチャンネル??
・・・・おかしいな、確かこの辺に・・・・」

 

3歳娘「・・・リモコン??」

 

ハナ「リモッ!!・・・・そう!!wwwそれそれwwwリモコンwwwwww」

 

 

 娘の成長を感じました。

 

 

 ハナが退化している可能性もあります。

 

 

(1年前)2歳娘 (`・ω・´)「おかさな!」

 

 

ハナ「ちがうw  ・・・お、さ、か、な」

 

 

2歳娘 (`・ω・´)「お、か、さ、な」

 

 

ハナ「ちがうちがうw ほな、パパのマネしてみ」

 

 

ハナ「お!」
2歳娘「お!」

 

 

ハナ「さ!」
2歳娘「さ!」

 

 

ハナ「か!」
2歳娘「か!」

 

 

ハナ「な!」
2歳娘「な!」

 

 

ハナ「そう!それを続けて!ハイ! お! さ! か! な!」

 

 

2歳娘 (`・ω・´)「お!か!さ!な!」

 

 

ハナ「ちがう!!wwwwww」

 

 

一年で大きくなったものです

 

 

すいません、本編と関係なさすぎるお話でした。

 

 

それでは、前回の続きです↓

 

 

依存症の問題点

 

 

「酒」
「タバコ」
「薬物」
「セックス」
「ギャンブル」

 

(※ ↑これらは、現在、ドーパミン神経の反応性低下が証明されている依存対象)

 

 これらの依存物質に依存している状態の何がまずいのか?

 

「日常生活に支障が出る」とか、
「金銭や時間を失う」とか、
「健康を害する」とか、

 

二次的なマイナスも色々とありますが、それらは今回は置いといて、依存状態、それ自体の問題点として、大まかに挙げると、2点あります。

 

 

 @ ドーパミンが出にくくなる

 

 依存対象である「ソレ」以外の、日常生活における幸せや充足感を、感じにくくなる。つまり、

 

ドーパミンの感受性が低下

 

する。依存対象である「ソレ」以外はどうでも良くなる。「ソレ」以外のものが億劫になる。

 

(ドーパミンとは、報酬系と呼ばれるホルモンで、脳が与えてくれる「ご褒美」のようなホルモン。幸福感、安らぎ、気持ち良さ、達成感、充実感などを感じさせてくれる。この「報酬」を求めて、人間や生物は行動する。イライラした時、つまらない時、ストレスフルな時、つまりドーパミンが低下した時、ドカ食い、甘いもの、暴飲暴食、タバコ、ついやってしまいがちですが、それは低下したドーパミンを手っ取り早く補おうと脳が求めるからです。)

 

 

 

 A 依存物質を失うことを恐れる

 

「ソレ」をやめると「ソレが与えてくれる幸せ」「ストレス解消」も同時に失ってしまうと

 

勘違い

 

(実際はそうではないのに)してしまっていている。

 

それを恐れて「抜け出せない」

 

 

 

 ここで解説している内容は医学博士・メディカルコーチである磯村毅先生の

 

「二重洗脳」(東洋経済新報社)

 

という書籍に詳しく解説されていますので、興味がある方はググって取り寄せてみてください。

 

 素晴らしい「超名著」

 

です。

 

 磯村先生の「リセット禁煙」シリーズは、本屋等で見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。

 

 ハナはもともと酒の量がコントロールできない、365日飲みたいだけ飲むアル中風味漂う20代〜30代前半でしたが、この書籍のお陰で、なんと、自分では絶対に無理だと思っていた断酒、

 

一年間、完全断酒

 

に成功しております。

 

(現在、家呑みはやめて、外で飲む機会があった時だけ飲んでおります。)

 

 読んだ人の人生を救いうるパワーを秘めた、素晴らし過ぎる名著です。この本にガチで人生救われた人もいるんじゃないでしょうか。酒にしろタバコにしろ砂糖にしろ小麦にしろポルノにしろ、自分で依存の気があると思う、(そう思えている時点で、脱出できる可能性大ですのであきらめないでください)そんな方は特に、絶対必読です。

 

 めちゃくちゃ読みやすいですし、やはりなんと言っても内容がありますので、自分は依存とは無縁と思っている方でも、単純に読み物として読むだけでも大変面白い本です。

 

 もしくは、周りにいるタバコや酒やギャンブルと縁を切れない人を見て、

 

「あぁー、これがあの本で言ってた、あの状態かー。カワイソスwww」

 

なんて観察すると、結構おもしろかったりします。(←ヒドイ)

 

 本の推薦はこの辺にして、本題に戻ります。

 

 

 それでは、順番に見ていきましょう。依存の何がまずいのか。

 

 

ドーパミンが出にくくなる

 

 上記の書籍の中では「失楽園仮説」と呼ばれておりますが、

 

ドーパミン神経の反応性低下現象

 

のせいで、日常生活における「幸せ」が感じられなくなります。

 

「代謝性感受性低下」

 

と呼ぶそうです。

 

 麻薬などの薬物において、回数を経るごとに耐性がついてきてしまい、量や回数を増やさないと同じ快感を得ることができなくなってしまうのは有名な話ですが、それのことですね。これが、酒やタバコでも起こり得ます。そして、酒やタバコ、ギャンブルやセックスのせいで

 

「強い刺激でないとドーパミンが出ない」

 

となってしまっているということは・・・・

 

 普段の、日常生活における、ちょっとした安らぎや幸せ、充実感を感じにくくなってしまっているのではないか

 

という話です。

 

 朝起きて、外が晴れている。それだけで、もう、大変、気分がいい。

 

「あぁー、生きてるなあ。朝からなんか気分いいな。」

 

 朝ご飯のみそ汁の香りに、

 

「あぁー、この香り、たまらん。最高。日本人に生まれて良かった。」

 

 通勤途中で、街路樹の新緑の若い葉っぱの緑が、朝日に輝いて、美しく見えた。

 

「あぁー、世界って、キレイだなー。この美しい世界に生まれて来れただけで、幸せMAXやね。気分いいわー」

 

 毎日毎日、こんな気分で生活出来ている人は少ないのかもしれませんが、誰しも、感覚としては理解できるかと思います。

 

「なんか、気分いい」

 

「なんか、爽やかな気分」

 

 日常生活における、安らぎや、癒し、ちょっとした、幸福感。これらを、ヘビースモーカーや、アルコール依存の人間が感じることは、

 

残念ながら、ありません。

 

 タバコ依存、アルコール依存の人が普段、日常的に幸せを感じられるのは、

 

依存対象の依存物質を摂取した時だけ

 

です。

 

 美しい景色を見ても、爽快な風が頬を撫でても、頭で状況を理解し、「キレイだな」「風が気持ちいいな」と思うことは出来ても、心から「気分の良さ」(=ドーパミン)を感じ取ることはできません。もしくは、ゼロでないにしても、感じ取れる量が少なくなってしまっています。タバコ依存、アルコール依存の人が心から気分の良さを感じられるのは、そんな美しい景色をみながら、

 

「一服できた」

 

そんな気持ちのいい場所で

 

「一杯やれた」

 

場合です。

 

 

 どこかに旅行に出かけたとします。

 

 普段見られない美しい景色に出くわしました。隣で、正常にドーパミンを出せる人が心の底から感動しています。それを受けて、アルコール依存、タバコ依存の人が返します。

 

「そうだね、ほんとに綺麗だね」

 

 表面上では共感してみせていますが、実は内心では、心からは共感しきれずにいます。

 

(ここで一本吸えたら、もっと最高なのになー。でも、ここで吸ったら、うっとおしがられるだろうなー。あ、つか、残り何本だっけ?コンビニかどっか寄らないと。この辺にあったかなー)

 

とか、

 

(景色も良いけど、はやいとこ宿に辿り着いてひとっ風呂浴びて、冷たいビール飲みてー。美味い料理に、美味い酒はやく飲みてー。どこかで夜飲み用の酒も買っていかないとな。どこで買っていこう)

 

なんて、サモシイことを考えていたりします。

 

 最近はアルコールハラスメントの考えも浸透していて、飲む人が、飲めない人に、価値観の共有などむやみに押し付けることもなくなってきたかと思いますが、以下は一昔前には飲み会でよくあった光景です

 

 

酒好きの人が飲めない人をつかまえて

 

「この旨さが分からないなんて、人生損してる」

 

だの

 

「マジで!?烏龍茶?!www 1杯目のビールの美味さが分からんとか、カワイソwww」

 

などと、蔑んでみたり、冗談交じりに憐れんでみたり。

 

 果たして、ほんとうに可哀相なのはどちらなのでしょうか??

 

という話です。

 

 「この一杯のために、毎日俺は働いてる」

 

というレベルの酒好きの人は、酒の美味さが味わえる分、下戸の人と比べて、人生に幸せの要素がプラスされていると勘違いしているかもしれませんが、

 

 全然気付いてはいないが、ほんとうは酒のせいで、酒で感じる幸せ以外の日常の幸せが全て色褪せてしまっているとしたら??

 

 本来なら、酒以外に感じられるはずだった安らぎや憩いや癒しを、気分の良さを、全て失っているとしたら??

 

 失うまでいかなくとも、そのレベルを下げてしまっているとしたら??

 

 どうでしょう??

 

 20歳の時のあなたが、アルコール依存症の神様(w)に選択を迫られたとします。

 

「酒にだけは、人一倍強烈に幸せを感じられる代わりに、それ以外の日常のささいな幸せや気分の良さが失われる酒好きの道を選択することもできますが、どうしますか?・・・ちなみに・・・一応言っとくけど・・・・めちゃくちゃ美味いよ?酒www 美味すぎて、他の何物も取って代わることは絶対ムリwww この一杯のために生きてるwwwって毎日思えるからwww どうよ?www こっち来ない?www・・・ただしまあ、酒以外のことに関してはさ・・・あんまり幸せ感じなくなっちゃうんだけどさ・・・(遠い目)」

 

 

 

誰が選ぶねんwww

 

 

 酒やタバコ無しに生きていけないかも

 

みたいな意識がうすうすある人・・・残念ながら、

 

あらかじめわかってたら、誰もあえて選ぼうとは思わない残念な

 

を行っているということです。今、この文章を読んで、それを理解しても、

 

 残りの人生のささいな幸せや気分の良さを全て、酒やタバコに捧げますか?

 

 

  ←前のページ  次のページ→


ホーム RSS購読 サイトマップ