第33回 糖質制限の大失敗パターン

第33回 糖質制限の大失敗パターン



【第0回ハナの思い←まだの方はこちら】


より多くの方に読んでいただいて虚弱体質改善していただくため、アメブロも始めました。こちらに無い情報も語っていきます。良かったら覗いてみてください。

https://ameblo.jp/akatsukihana12


 

 ここまで、「タンパク質を摂れ」「糖質を制限しろ」と、その必要性を繰り返し主張してきたわけですが、その上での注意点、「段階を踏め」というところも述べてきました。

 

 特に筋肉量の少ない細身の女性子供でその傾向が顕著ですが、いきなり極端にやるとエネルギー不足で大失敗することになります。

 

「LowT3症候群」「副腎疲労症候群」

 

 ざっくりと乱暴に説明します。

 

@ 筋肉少ない→筋肉から出る「アラニン」が少ない→「アラニン」を材料に「糖新生」できない(糖新生とは、肝臓がタンパク質から糖を作り出して血糖値を保つ働き)→血糖値が下がる(低血糖)

 

A エネルギー不足と体が判断し、生き残るために代謝を落とす。すると冷える、倦怠感、やる気出ない(LowT3症候群)

 

もしくは、

 

A’ 下がり過ぎた血糖値を上げるために副腎からホルモンが出まくる。一時的にハイになり、糖質制限が大成功かと思いきや、副腎が疲労し始め、ついに血糖値を上げられなくなり、朝起きられない、異様に眠い、だるい、様々な不調の嵐に。(副腎疲労症候群)

 

副腎って?

 

 副腎とは、血糖値が下がり過ぎた時などに、血糖値を上げるホルモンを出してくれる臓器です。

 

 高校の生物のテストで、「副腎皮質ホルモン」と暗記した記憶はないでしょうか。

 

 カテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンの総称)というホルモンを出して、必要な時に血糖値を上げて、身体が動けるようにしてくれます。アドレナリンなどは特に有名ですね。

 

 逃走時や闘争時、つまりは緊張した時や怒った時など臨戦態勢に入った時にドバっと分泌されて、血糖値も上げて、身体を強制的に動けるように活を入れてくれます。

 

 カテコールアミン系が作用すると、眠気が醒めて意識がはっきりとし、動けるようになりますので、体感としては「スイッチがON!!」な感じで、シャキッと爆上げMAXで調子がいいように感じます。

 

副腎疲労って?

 

 ちなみに、糖質制限どうこう以前に、甘いものが大好きな女性が副腎疲労になってしまうのは、

 

 糖質の摂り過ぎで上がり過ぎた血糖値を上手く下げるのが下手くそ(血糖値を下げる役割のある筋肉が少ないとそうなる)で、血糖値を下げるインスリンが出過ぎて、今度は逆に血糖値が下がり過ぎ、今度はまたそれを戻すために、やはり同じく、カテコールアミン系ホルモンが必要以上に出されて、副腎が酷使されるから、ということになります。

 

 カテコールアミンは日常的に使われるホルモンですが、非常時に生命の危機を回避するため強制的にエンジン全開にする役割のホルモン、という側面がありますので、この非常用みたいな使い方を日常的に必要以上にし過ぎると、それを作り出す副腎が疲労してしまい、日常生活に必要な量ですら出せなくなってしまう、というわけです。

 

副腎疲労の症状や傾向

 

  • 食後、異様に眠たくなる
  • 甘いものや糖質(白飯、パン、小麦類、麺類、イモ類)が大好き
  • 朝がとにかく弱い。なかなか起きられない
  • コーヒーをやたら好む
  • イライラしてしょうがない
  • 間食で甘いものを少量取らないと、夕食までもたない
  • 朝飯抜きが出来ない。朝飯を抜くと脱力感が出る
  • アメやチョコなど、いつでも口に入れられるよう常備している
  • 腹が減るとフラフラしたり脱力感が出る

 

 要は、必要な時に自分の力で血糖値を保てず、低血糖になります。

 

 低血糖だから、甘いものやコーヒーのカフェインを補給しないとやってられません。それらが生命線。欲しくて仕方なくなります。

 

 血糖値の調整バランスがめちゃくちゃで、血糖値が乱高下し(血糖値スパイク)、イライラしたり、メンタルが落ちて鬱になったり、活性酸素が発生して様々な病気になります。

 

糖質制限で不調を感じたら

 

 痩せた甘いもの好きの女性が糖質制限を行う場合は、慎重にも慎重を期して、もし不調を感じた場合は、すぐに糖質の摂取量を戻すことです。

 

 また、軽いものでもいいので、必ず筋トレを並行して行う必要があります。

 

 脂質からエネルギーを作りやすくするL−カルニチンのサプリも必須でしょう。

 

 「筋肉の少ない女性、老人、子供は特に慎重に、時間をかけて、おそるおそる」

 

 これの徹底をお願いしたいと思います。

 

 「糖質を制限する!健康になる!」というよりは、「タンパク質と脂質とビタミンとミネラルをたっぷり摂った結果、糖質が要らなくなる、欲しくなくなる」といったイメージを持ってもらった方がいいかもしれません。

 

 糖質制限を併用すれば、虚弱体質改善への効果は倍増するのは間違いないですが、やり方を少し上手くやる必要があり、下手こくと失敗してしまうというリスクもあります。

 

 以上、なんか、他のHPを見れば分かりそうな既出情報ばかりで当サイト「治す!!虚弱体質!!」の記事としてはちょっとつまらなかったかもしれませんが、知らなかった人にとっては大切な情報かと思いますので、よく読んでいただければと思います。

 

 興味のある人は、このページに出てきた単語でググっていけば、さらに詳しい情報も出てくるかと思いますので、掘り下げて調べてみるのも良いかもしれません。

 

 ちなみに、かく言うハナは、糖質制限に出会う前に、

 

思いっきり副腎疲労症状MAXでした

 

(お前もなってたのかよwww)

 

 昔、小売店にいた時期、食後が眠すぎて、売り場にお客さんがいない時、バックヤードで気絶。レジ前の椅子を一列に並べて横になり、就寝。

 

 入ってきたお客さんに起こされたほどでした。(入ってきたのが社長だったらクビにされてるレベルwww)

 

 昼食後と、あと、とにかく夕食前。空腹から低血糖になって、毎日、その時間帯の脱力感がヤバかったです。

 

 今は腹は減ったとしても脱力感とか飢餓感とか焦燥感とかフラツキとか、ゼンゼンありません。

 

 間食もゼロ。

 

 というか、そもそも、間食自体全くしたいと思わない。

 

 血糖値が安定している証拠かと思います。

 

 つまり、副腎疲労症候群を克服した、ということです。

 

 副腎疲労症候群、思い当たる方は、ぜひハナのやり方を参考にどうぞ。

 

 

 

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