第59回 メガビタミンであなたの人生が変わる
【第0回ハナの思い←まだの方はこちら】
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えー、前回までで、ビタミン編の前置きというか、ビタミンサプリやプロテインを何となく敬遠してしまっている人へ向けて、
「こう考えてみたらいいんじゃないっスかね?」
みたいなところを書いてきました。
全5記事に渡って書いてきましたが、一言で言えば
「とりあえずやってみてから考えたら?」
という内容になります。
まあ、究極に言ってしまえば、この一言で十分だったかもしれないというか・・・
まあ、少し、というか、死ぬほど周りクドく書いてしまった感は少しありますが、
まあ、いいじゃん。
(急にふてぶてしいw)
間違ったことは書いてないと思いますので、メガビタミンやプロテインを始めてみて、なかなか上手くいかなかったり、イマイチ体感が上がってこなかたりして、ちょっとメガビタミンや高タンパク自体を疑いたい気持ちになってきたときには(たいがい一度は通る道です)思い出していただいて、読み返していただけたらと思います。
上手くいかない人は、やり方自体が間違っている可能性もありますし、これから書いていくビタミン本編の方も、折に触れて読み返してもらえたらと思います
(余談、読み飛ばし可)再び禁断の海外ドラマに手を出す
以前、
で、海外ドラマの「24」に手を出してしまい、一日3時間睡眠で、メシとウンチ以外どうでも良くなるくらいに、ドはまりしてしまって、更新が2か月滞った話をしましたが、
その教訓を生かして、(だって、他にマジで何にもできなくなる)二度と海外ドラマには手を出さないと誓っていたのですが、
ちょっとした理由があって、また手を出しちまいました。
(出しちまったのかよ)
(´∀`)アハハ・・・
仕事で鹿児島に3日間出張がありまして、移動中、飛行機の中とか、ホテルで寝るまでの時間に、暇つぶしにと、プリズンブレイクをシーズン1だけ視聴したのですが、
(映画とかでも刑務所物が大好きで、これも大変面白かったのですが、シーズン2が逃亡編ということで若干興味が失せてしまった)
また見続けると長くなっちゃうしなーとか、自制心が働いて、プリズンブレイクに関してはシーズン1のみで封印することに成功しました。
ところが、話題になってたゲームオブスローンズ、「こっちはどんなもんかいな、ちょっと触りだけ」と、出張から帰ってきてから何となく気軽に観始めてしまいました。
(何となく気軽に観始めるなwww)
ほんとはブレイキングバッドが見たかったんだけど、Amazonプライムビデオでやってないですよね??コレ。前はやってた気がしたんだけど・・・勘違いか?
ルールブレイクってのは、本当に恐ろしいもんですね。一回、何かの拍子に破ると、後はなし崩しの後の祭り。
またこのゲームオブスローンズが面白いのなんのって
現在、まだシーズン2の中盤なんですが、こちらはラストシーズンまで見続けてしまいそうな感じです。
前回の「24」の教訓を生かし、一日に1から2エピソードに抑えて、こちらのHP更新も頑張っていく所存です。(ほんとに大丈夫なのか?・・・自信はない。うん。全然ない。w (-_-))
もし、急に更新が途絶えたら、ハナはゲームオブスローンズの「壁の向こう側」に迷いこんでしまって、帰れなくなったのだと、お察し下さい。
Winter is coming !!
本編に戻ります。
何故、メガビタミンが必要なのか?
人間の体は何から出来ているでしょうか?
人間の体は、
水分が60%、
タンパク質が18%、
脂肪が18%、
鉱物質が3.5%、
炭水化物が0.5%
で出来ています。
水分以外はほぼタンパク質と脂質ですね。
組織別に考えてみると、
筋肉が40%
内臓や神経が24%
骨が18%
脂肪が18%
となります。
このうち、内臓がダメになっても、骨がダメになっても、脂肪が無くなっても、筋肉が無くなっても、血液がダメになっても、健康や調子の良さは損なわれますので、全てが重要と言えば重要なのですが、健康で病気知らず、体調爆上げMAX,精神爆上げMAXで健やかに生きるために重要なのは、内臓や全身の細胞で行われる
代謝反応
です。
生きる=代謝すること
生物の体内で行われる生命活動とは、すなわち代謝のことを指すと言えるかと思います。
「あなたは生きています」
というのは、すなわち、
「あなたは代謝しています」
と言うのと同じことです。
生きることとは、
心臓が動いていること
脳が働いていること
身体が動くこと
息をすること
はたまた、
ご飯を食べること
社会の一員として役割を果たすこと
人生を全うすること
愛すること
などなど、観点を変えれば色々な定義があるかと思いますが、生化学的な観点から言えば「代謝すること」と言えるかもしれません。
ハナやあなたが生きるということは、外界から、口や胃や腸や肺や皮膚を通して、水分や食物や空気や光などを取り入れて、それらを上手く使って、滞りなく代謝を行うということです。
では、代謝を行うということは、具体的にどういうことかというと、それはすなわち、
同化や異化を行う
ということです。
同化とは分かりやすく言うと合成ということであり、
異化とは分かりやすく言うと分解ということです。
合成というと何を指すかというと、取り入れた物質を材料にして、内臓や骨や血液など、
自分自身を形作る「組織」を作り出して入れ替えたり、
また、
体内で必要とされる様々な物質を、作り出す
ことを指します。
分解というと何を指すかというと、外界から取り入れた物質を自身の体の中で利用できるように形を小さく変えたり、また、その分解する過程で、生命活動を行う為の
エネルギー
が作り出されたりします。
この同化と異化、つまり、合成と分解が体のいたるところで並行して、また連鎖して行われたりということを延々と繰り返し、自身の各組織を作り出し、エネルギーを作り出している、その総体の結果というか、その動的な変化、反応の集合体が、その全体像が、つまりはあなた自身です。
一言で言うと、「代謝」の繰り返しが、ハナやあなたであり、ハナやあなたが「生きている」ということです。
ひと時でも代謝がストップしたとしたら、それはもう既にあなたではありません。一瞬前まであなただった、ただの物体です。
そして、調子が最高で、気分も最高で、病気をせずに健康に毎日を送ることができるということは、すなわち、この「代謝」(=合成と分解)が完璧に上手く行われていることを意味するわけです。
うまく代謝が行われているとは、つまり、自分自身の内臓や骨や肉や、血液やホルモンを完璧に作り出せているし、
(細胞は、私たちが生きている限り、いつ何時も常に生まれ変わって入れ替わり続けており、それが、良い材料で正確に、設計図通りに、完璧に行われている、ということ)
取り入れた物質を上手く使って完璧にエネルギーが作り出せている、神経伝達が過不足なく上手い具合に行われている、
ということを意味しています。
ハナが
「体調爆上げMAXなりましょう」
と言うのは、
「代謝を完璧に行いましょう」
と言うのと同じことです。
そして、その代謝を完璧に行う過程で必要となってくるものが、
タンパク質であり、
メガビタミンであり、
ミネラルであり、
代謝を完璧に行うにあたって、それを阻害して邪魔をして、足を引っ張ってくるものが、
タンパク質不足
ビタミン不足
ミネラル不足
過剰な糖質
質の悪い脂質
有害な化学物質・重金属
運動不足な生活習慣
だったりするわけです。
なぜ、メガビタミンが必要なのか
三石巌先生をご存知でしょうか?
1901−1997年
東大理学部卒で慶応義塾大などの教授を歴任。理科の教科書から科学書等専門書など300冊以上の著作があり、60歳から分子栄養学の研究を開始されて、三石理論を確立されました。
分子栄養学による健康自主管理を提唱され、20年以上、電線工場から排出された鉛を吸い続けて公害を受け、膵臓を壊されて、重症の糖尿病を患われましたが、96歳で亡くなる直前まで講演活動や執筆活動に勤しみ、生涯現役を貫かれました。
ここが、その他の健康法の提唱者と異なるところですね。健康法の開祖の先生方は、皆、一度は身体を壊されている方が多く、それを治そうと様々なやり方を研究した結果として、理論を確立されますが、70代や、いっても80代など、最終的にあまり長生きでない方も多いです。
もともと健康長寿法を探求するに至った過去の大病が遠因なのでしょうが、分子栄養療法(ビタミン、低糖質)に関しては、それでも、長寿の方が多いです。
だから、メガビタミンですなわち誰でも長生きが確約されるとまでは断言はできませんが、。長寿に寄与する可能性が高いという、証の一つにはなるのではないでしょうか。
その三石先生が提唱された健康自主管理の考えの中に、メガビタミンが必要とされることを説明するモデルや理論として、
「パーフェクトコーディング理論」
「確率的親和力」
「カスケードモデル」
という三つの考えがあります。
どうして、虚弱体質を患うハナやあなたにとってメガビタミンが必要なのでしょうか?
パーフェクトコーディング理論
ビタミンの種類は多岐にわたりますが、その中の一つ、ナイアシン(ビタミンB3)を例にとって、一連の流れをお話しします。
あなたが現在、
極めてストレスに弱い
体質だとします。
何か心配事や、嫌な出来事が起こったり、仕事量が増えて、負担が増えたここ一番の頑張り時など、あなたはすぐにストレスに負けてしまい、体調を崩したり、へこたれたりしてしまいます。
ストレスに立ち向かい、逆境をはねのける気力もやる気も元気もゼンゼン湧いてきません。
しまいには、ストレスがかかり過ぎると、体調を崩してしまう始末です。
ストレスに対して、打ち勝つことができません。
ストレスに対しては、本来であれば、副腎という臓器から副腎皮質ホルモンというホルモンが出て、それに対抗します。
副腎皮質ホルモンの中の一つにコルチゾールというホルモンがあります。
タンパク質、脂質、糖質の代謝に関わっており、また、生体防御反応である炎症を抑えて、治癒を早めたりします。(多すぎても少なすぎても害があります。)
血圧と血糖値を一時的に高めて、「ここ一番の頑張りパワー」「やる気」「元気」を作り出してくれます。
糖質過剰摂取による糖質の害や血糖値の乱高下によって、副腎皮質ホルモンを出す副腎が酷使されると、コルチゾール等が出せなくなり、副腎疲労症候群という、
「朝起きられない」
「常に疲れて元気もやる気も出ない」
「食後に眠くなる」
「うつになる」
などの症状が慢性化してしまうことがあります。
「ストレスホルモン」とも称されるコルチゾールですが、これが体内で作られるためには、ナイアシン(B3)が、その生成過程で必要となってきます。
まず、
@設計図にあたるDNAがあり、
AいわばマスターディスクであるDNAをそのまま使ってしまうわけにはいかないので、一旦それをコピー(転写)したRNAというものを使います。
B今度は、そのRNAが翻訳(生合成、translation)されて、タンパク質や酵素タンパクというものが作り出されます。
C副腎皮質ホルモンの材料となる「コレステロール」に、Bで作られた酵素タンパクが働きかけた結果、ヒドロキシコレステロールというものが作られます。(最終的にコルチゾールが作られるまでの第一段階です。)
Dここで、この酵素タンパクがコレステロールに働きかけて代謝反応を起こすためには、ナイアシン(B3)という補酵素の助けが要ります。(協同因子)
Eつまり、コルチゾールホルモンを作る第一段階の時点で、材料となる脂質・コレステロールと、それを作り変える酵素タンパクと、それを助けるビタミン・ナイアシン(B3)が必要、ということになります。
つまり、ストレスに弱いあなたが、それに対抗するためには、コルチゾールが必要であり、コルチゾールを作るためには、日ごろから代謝酵素の材料であるタンパク質をたっぷり摂り、ビタミンであるナイアシン(B3)の摂取を心掛けなければならない、ということになります。
「ストレスに弱いのは、気の持ちよう」
などでは無い、ということが分かるかと思います。
そして、上記のDNAの転写からタンパク質が出来るまで、また、今回の場合で言えば目的のコルチゾールが出来るまでの過程を「コーディング」といい、材料であるタンパク質やビタミンをしっかりと用意して、上記の流れを完遂させる完全な一連の過程を
「パーフェクトコーディング」
といいます。
「ストレスに弱いのは、気の持ち方」ではないのですが、
「ストレスに弱いのは性格」
というのは、一種、的を得ています。
というのも、個人の体質差によって、この酵素タンパクの形にも個体差があって、
「反応のしやすさ」
が人によって違ってくるからです。この差を埋める考え方を
「確率的親和力」
といいます。
「確率的親和力」
上記の3つ「コレステロール」「酵素タンパク」「ビタミンB3」がうまく反応して、次の段階であるヒドロキシコレステロールが作られるためには、一番分子の大きい「酵素タンパク」が持つ鍵穴に、「コレステロール」と「ビタミンB3」が上手く合致して一つの鍵となって、鍵穴に綺麗に収まらなくてはなりません。
そして、その鍵穴の形、大きさなどには、個体差があります。DNAが一人一人違うので、至極当たり前のことです。
細胞の中に小さな錠前屋さんがいて、どんなにいびつな鍵穴でも、うまく鍵を鍵穴にねじ込んでくれれば、一つの鍵穴に対して、鍵は一本で済むでしょう。
しかし、実際は、そのような「鍵差し屋」はおらず、細胞の中でゆらいで漂っている鍵穴と鍵が「たまたま」上手いこと合致してくれるのを願うしかありません。
そして、この鍵穴と鍵の形の個体差によって、一つの鍵穴に対して、辺りをただよう10本の鍵で、上手く差さってくれるくらいの確率の「Aさん」と、鍵穴と鍵の形が複雑なために、一つの鍵穴に対して、辺りをただよう鍵が100本は無いと、確率的に上手く差さってこない「Bさん」だと、
同じ環境にいて、同じ栄養摂取状態の場合、ストレスに強い(コルチゾールを作り出せる)のは「Aさん」ということになります。
これが、「ストレス耐性は性格差あり」と言って差し支えないところです。
個人差がある、ということです。
では、その「Bさん」には打つ手無しなのかというと、そんなことはなく、その差を埋めるためには、理論上、Aさんの10倍の鍵をBさんが常時用意することができれば、鍵穴へ鍵が差さってくれる確率は同じ、ということになります。
つまり、BさんがAさん並みにストレスに強くなるには、Aさんの10倍のビタミンB3の摂取を心掛けていればいい、ということです。
実際は話はそこまで単純ではないでしょうが、単純化して例えるならば、そういった考え方になります。
これが、「確率的親和力」の考え方であり、メガビタミンで、体質的に苦手な部分をカバーしましょう、というお話になります。
長くなってきたので次回に続きます。