第40回 糖質がやめられない人へ 3 (筋トレ編1)
【第0回ハナの思い←まだの方はこちら】
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前回からの続きになります。
B長期的脱出法「筋肉をつける」
以前の記事、
でも触れた内容になります。
筋トレして筋肉つけてください。
糖質依存から脱出するためには、大変有効な対策です。筋肉をつけることが何故、糖質依存に有効なのか?
理由は以下の2つあります。
- 高血糖を防いでくれる
- 低血糖を防いでくれる
理由の一つ目。
@高血糖を防いでくれる
食事等で血液中に増えたブドウ糖、つまり「血糖」は、インスリンという「糖質運び屋さんホルモン」が、血液中→全身の細胞中へと糖を運び出してくれることではじめて血液中から減らされます。その血糖の運び出し先として、もっとも量が多いのが骨格筋、つまり、一般に言われる「筋肉」です。つまり、運び込み先の倉庫である「筋肉」が多ければ、それだけ血液中に荷物があふれかえることが少なくなる、つまり、「高血糖になりにくい」という理屈です。
筋肉量が多ければ、すなわち、その分血糖値が急激に上がり(血液中にあふれかえり)にくくなり、高血糖状態になりにくくなります。高血糖状態になりにくいということは、血糖値を下げるためのホルモン「インスリン」が過剰に要請されてドバっと出ることもなくなりますので、(血糖値上昇がインスリンを要請する)すなわち、血糖値の急上昇に対する過剰なカウンターからの「低血糖」に陥りにくくなるということです。
糖質を摂る→血糖値が急上昇→インスリン、ドバっと出過ぎる→血糖値が下がり過ぎる→低血糖→もっと糖質欲しくなる
この悪循環を、最初の「血糖値が急上昇」の段階で筋肉が断ち切ってくれる
ということです。
結論だけ簡単に言うと、
筋肉が多ければ、糖質への異常欲求が起こりにくい
ということになります。
糖質依存から脱出したければ、筋肉を増やしましょう。
筋肉量の多い男性 → 糖質依存の人が比較的少ない
筋肉量の少ない女性や子供 → 糖質大好きな人が比較的多い
な傾向にあるのは、こういう背景も、理由の一つとしてあるかと思います。
(男性は酒を飲むから、文化的社会的な背景から、など、他にも様々な理由がありますが、ここでは割愛。)
理由の二つ目。
A低血糖を防いでくれる
〇糖質を普通に摂っているとき
人間は本来、空腹時や就寝時など、口から糖質を摂取出来ていないときにも、肝臓や筋肉に蓄えておいた糖質「グリコーゲン」(最大で、肝臓に100g。骨格筋に300g。糖質1g=4kcal、つまりざっくり言うと最大1600kcal分)を使って、血糖値を維持、つまり、各器官にエネルギーが届けられ、生命活動ができる。
つまり、骨格筋が少なければ、貯蔵量も少なく、血糖値を維持しにくい。
↓
血糖値が下がり、糖質が欲しくなる
〇糖質制限チャレンジ期等、糖質が口から入ってこないとき
筋肉少ない→筋肉から出る「アラニン」が少ない→「アラニン」を材料に「糖新生」できない。(糖新生とは、肝臓がタンパク質から糖を作り出して血糖値を保つ働き)
↓
血糖値が下がり、糖質が欲しくなる
筋肉が少ないことで、
糖質摂取時→グリコーゲンが少ないので、血糖値下がり、糖質欲しくなる
糖質制限時→糖新生の材料が少なくて、血糖値が下がり、糖質欲しくなる
(そして、加減が分からず、そのまま糖質制限を断行することで体調崩して糖質制限大失敗する)
という流れで、これまた筋肉が少ないと、糖質依存から抜け出しにくくなります。
筋肉をつけるには
筋トレをしてくださいということになるのですが、1日2日では流石に効果はでないかと思いますので、長期的視点で考えていただいて、最短でも2週間から1か月、出来れば完全に習慣化して、
なんなら「一生」続けていただきたい。
本サイト「治す!!虚弱体質!!」に辿り着いてくれるような方は、というか、本サイトの情報が「あるある!」な感じで該当される方は、どちらかと言えば胃腸の消化吸収能が低下していて
「何を食べても太らない」
「というかそれ以前に、太るほど食べる前に胃腸がやられる」
「お腹いっぱい食べても太らない」
「というか、太りたくても太れない」
みたいな方が多いかと思います。
かく言うハナもそうです。
「少しでも食べ過ぎるとすぐに体重が増える」ような、胃腸が強くて消化吸収の良い方はそもそもこのサイトの世話にはなっていないかと思いますので「えぇー、筋トレして腕とか脚とか太くなったら嫌だし」と思った女性の方は、
ムキムキになんて、なりたいと思ったって、そうそうなれません
ので、安心してください。
女性の方は、筋肉がつきやすくなる男性ホルモンの分泌量が少ない関係で、男性より筋肉が付きづらいので、例えばですが、
厳格な食事コントロールと、週5日、毎日毎日、ジムでのハードなトレーニングを数か月単位で継続
でもしない限り、なりたくてもマッチョになんてなれませんので、心配無用です。
また、体質的に筋肉が付きやすい人で、仮に筋肉がつきすぎて太くなってしまったとしても、筋トレをやめてしまえば、
軽く泣けてくるくらいの恐るべきスピード
でみるみる筋肉は無くなっていきますので、
ほっそり無筋肉ボディに戻ることは簡単です。
(筋肉から受ける恩恵も、露と消えますが)
つまり、長期的視点で言えば、
筋トレは一生続けないと意味がありませんし、
健康を最大化したいなら、一生続けるべき
ということになります。
程度や頻度は軽くても良いです。
一生続けても苦でない範囲で、習慣化し、続けましょう。
長くなってきたので、具体的な内容についてはまた次回。