第48回 酒やタバコは天才詐欺師
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重要なので繰り返します。
酒やタバコ、小麦、砂糖、ギャンブル、セックス、薬物への依存からの「卒業」を目指しましょう。「卒業」とは、「対象物への依存からの卒業」のことであり、虚弱体質を改善し体質弱者から体質強者へ、
体調爆上げMAX、
精神爆上げMAX
を実現するために、必ず抜け出さなくてはならない問題のある「依存」とは、
「日々の爽やかさや清々しさが失われている」
「幸せへの感度が鈍ってしまっている」
「依存が他の幸せを喰っている」
状態のことを言い、依存対象を何十年遠ざけていたとしても、いや、意識してわざわざ遠ざけようとしている状態はむしろ、酒やタバコの正体を正しく認識できているとは言えず、幻想にすぎない強烈な魅力を酒やタバコといった依存対象に認めてしまっており、
肉体的な依存
からは抜けても、
精神的な依存
の構造からはいまだ抜けきれておらず本当の意味で卒業できているのであれば、嗜好品としてたまに、または頻繁に少量を嗜んだとしても、それでもいつでも「ソレがない」状態に戻ることが造作もないはず。
という内容でした。
酒やタバコの幻想
一つには、既に解説しました。
「多少の健康と引き換えに、幸せや快楽、ストレス解消を与えてくれる存在」
ではなく、
「健康も奪うし、何より、得られる快楽と引き換えに、その他の日常の中の幸せを感じられなくする存在」
なのでした。
いいでしょうか。
なんとなく、いつもイライラしている
(ドーパミン働いてない)
虚しさ、空虚な気持ち
(ドーパミン働いてない)
満たされない毎日を過ごしている
(ドーパミン働いてない)
昔は感動できた音楽、景色、情景に最近は何だかイマイチ心が動かされない、幸福感が感じられない
(ドーパミン働いてない)
晴れた日、爽やかな風、新緑の輝きに頭で綺麗で爽やかだとは感じても、心から感動できない
(ドーパミン働いてない)
部屋を掃除し、身綺麗にしたいと感じない
(ドーパミン働いてない)
ランニング等運動したい、早起きしたい、ストレッチしたい、筋トレしたい、勉強したい、など、身体に良いこと、自分を高めて成長させたいという気持ちがイマイチ湧いて来ない
(ドーパミン働いてない)
そして、これらのマイナス(ドーパミン神経の機能不全状態)を一時的に解消してくれる存在として、酒やタバコやギャンブルやセックスや薬物を位置づけてしまっています。
依存物を摂取したときだけは、上記のような、人生における「不満足」が一時的に解消され、「満足」を得られるからです。
酒やタバコが上記の問題を「解消してくれている」、ある種の「人生の潤滑油」、ある種の「解決策」であると、思い込んでしまっています。
もしくは、
「酒やタバコが、ストレスや不満足、満たされなさや不幸を解消してくれている」と、無意識に、感覚的に、直感的に、間違って認識してしまっています。いや、一時的に解消してくれているという事象自体は間違ってはいませんが、
なぜマズイのかは、もうおわかりですね??
分かりやすい例として、ハナも、アルコールに依存していた時には、よく日曜の晩酌になると、本来身体が欲している以上のお酒を買って、飲んでしまったものでした。
金曜日、休前日の解放感から、普段より多く飲みます。
そして、そのせいで睡眠が浅くなり、胃腸も荒れ、体調としては低調な土日を過ごします。
(依存の経験のない方からするとただのアホかと思われるかもしれませんが、酒の幻想に囚われている身としては、それでも止めずにいられませんでした)
その2〜3日の間、酒の量としては、肉体的にはもう十分足りていますから、日曜の晩の段階では、むしろ普段より飲まなくて済むはず、というか、実は、正直なところ
「あぁ、酒が飲みたくて喉が鳴っている」
というような、飲酒欲求自体は、低下していて全然ありません。
場合によっては、
「正直、あんまり飲みたいと感じない」
ぐらいの時もあります。
しかし、この金曜、休前日からの2〜3日のいつもより強い強制的ドーパミン神経刺激でドーパミンの感受性は低下してドーパミン受容不足になっていますし、また、休みが終わってしまって、また明日から一週間仕事かぁ、というテンション下がり気味な思考によってもまた、ドーパミンの分泌が低下している状態にありますので、それらを挽回しようと、むしろ日曜の午後は、いつもより余計に脳の方は枯渇してしまったドーパミンを欲しているわけです。
そして、日曜日のスーパーでの買い出しでは、酒売り場の前を素通りできなくなります。
「あぁ、これを買ったら、今晩また飲みすぎて月曜の朝から低調なスタートになってしまうな」
とうすうす感づいてはいても、
「新しいのが出ているし、味見したいしな」
などと理由をつけて、わざわざちょっと奮発して美味しい方の銘柄を買ってしまったりします。
そして、日曜夜の晩酌では、低下したドーパミンをなんとか復活させようと、刺身や鍋など、普段より美味しいものを食べ、普段より美味しいお酒を普段よりたくさん飲んで、
「あぁ、美味しい楽しい、こりゃ人生バラ色」
と強烈なドーパミン刺激を謳歌し、そして、その反動で、さらに低調になった体調とドーパミン神経の状態で、灰色のような月曜の朝を迎え、暗澹たる気持ちで仕事に向かう、というわけです。
酒でなくとも、休日が終わり明日から仕事の日の夕方から夜など、いつもより奮発したメニューにしたり、ケーキやアイスなどデザートを用意していつもより食べてしまうという方がもしいたら、同じ構造の中にあると考えて良いかもしれません。
繰り返しますが、酒やタバコがそれらの不満足を一時的に「解消している」こと自体は間違っていません。
それは、客観的な事実です。
ただし、
もともとのそれらの「不満足」「満たされなさ」「空虚感」「ムナシサ」自体、それらを解消してくれる存在である酒やタバコ自身が作り出した、もしくは助長しているものである、
ということに気づく必要があります。
一つ大きな視点で捉え、因果関係まで考慮すれば、とても「酒やタバコや小麦や砂糖などの依存物」が「不満や怖れや不安」を「解消してくれている」とは言い難いですよね??
だって、それらの強すぎるドーパミン神経刺激が、結果的には「不満や怖れや不安」を助長しているわけですから。
マッチポンプ
という言葉はご存知でしょうか?
「自らマッチで火をつけておいて、火が大きくなってきたら自らポンプの水で消す」
という和製英語で、意味するところとしては、
「自作自演」
「自分でもめ事や問題ごとを起こし、それを鎮めてやると関係者にもちかけて報酬を得るやり方」
「自分が起こした問題を自ら解決することで、賞賛や利益を得ようとすること」
などと言われます。
検索すれば国家の様々な陰謀説や企業のマッチポンプ商法など、信憑性の高そうなものから眉唾レベルのものまで色々と出てきますが、ここでは割愛。依存物質自体にマッチポンプ詐欺の意志は無いですが、構造自体は同じです。酒やタバコや小麦や砂糖やセックスやギャンブルが依存者のドーパミンを枯渇させておきながら、
「おやおや、苦しかろう、その問題、取り除いてやろう」
と、何食わぬ顔で、さらなる摂取を勧めてくるわけです。
マッチポンプなら、問題が起こって困っているタイミングでその解決策が有償で提示される(勧めてくる)ところ、依存物質の場合はお金を払って健康を害してでも自らその罠の中に自らその罠の中に舞い戻ってきますから、むしろマッチポンプより数倍タチが悪いと言えるかもしれません。
作成ソフトがシャットダウンし始める前に、今回はこの辺で。
(;´Д`)