第34回 副交感神経を刺激する3つの方法
【第0回ハナの思い←まだの方はこちら】
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年始に更新した記事で、
年末の腕相撲が原因で肋骨にヒビが入ってえらい正月でしたという話をしましたが、おかげさまで少しずつ痛みがマシになってきました。
このサイトの記事も30記事を超え、徐々にサイトらしくなって来たかなという感じですが、基本的には「第7回 【まとめ】本気で虚弱体質を治す方法 まとめA」でご紹介した流れに沿って、若干の寄り道も挟みつつ、虚弱体質を改善するために必要な情報を順次紹介しています。
その流れの中ではかなり後の方にご紹介するつもりでしたが、「交感神経と副交感神経」について、今回の肋骨のヒビの痛みのお陰で実感する機会がありましたので、ちょっと触りだけ。
副交感神経を刺激してリラックスする方法
今回、肋骨の痛みで、意図せぬ交感神経優位を体験しました・・・というか、副交感神経が上手く働いていない状態。
ちなみに、交感神経と副交感神経はAorBの切り替えスイッチと思われがちですが、例えば「初めての仕事」で緊張気味に集中しているときには8:2、自宅でリラックスして食事しているときには2:8など、シーソーのような関係にあります。
交感神経が上がってくれば副交感神経は下がり、という関係性。
で、今回、わき腹の痛み始めてから、あることに気が付きました。
「あれ・・・おかしいな・・・」
腹があまり減らない。
いつもはある食欲が、いまいち湧いて来ない。
胃の動きがにぶい??
胃がいまいち動いていない感じがする。
いつもみたく気持ち良く腹が減らない。
「うーん・・・(考えること10秒)」
「あ、そうか」
身体を動かす→「うっ!!」と、わき腹に痛みが走る→体に力が入る
また、「動かすと痛い」という意識が働き、無意識にそうならないように身体に力が入り、こわばり、緊張させている状態が常時続いている
「ああ、なるほど、そういうことか」
胃腸を活発に動かすのは、副交感神経の働きです。
副交感神経の働きで、胃を動かして消化し、また、大腸を動かして、排便する。
例えば、旅行先や、夫婦の相手の実家に帰省中に、便秘(腸の動きが停止)していたが、自宅に戻ってきた途端に、ドーンと便意が戻ってきたりするのは、普段と違う環境で交感神経が優位になっていて、胃腸の動きが鈍り、自宅に戻ってきた途端にリラックスして、副交感神経が刺激されるためです。
便意を感じていてトイレに行くタイミングを計っているときに、何か強く意識が逸らされる事態が起こると、(例えば突然玄関のチャイムが鳴って、出たら営業の人の話を聞かされてしまった、など)便意が無くなって、うんちが引っ込んでしまう、というのも同じことですね。
ハナ「よし!そういうことなら、いっちょう、副交感神経を刺激してやるか・・・!」
副交感神経を刺激する方法は、いくつかあります。
ここでは、三つを紹介。
- 全身の筋肉に思い切り力を込め、プルプルMAX緊張状態を数秒保ってから、一気に脱力する(横になってか、椅子に座って行う)。何度か繰り返す。(脱力法)
- 15分以内の仮眠をする。
- 背骨沿いの筋肉を指圧する。
よく、リラックスするために深呼吸と言われますが、そもそも、交感神経が高ぶっている状態では、意識したくらいでは、本当に深い呼吸はできません。(ヨガのストレッチや瞑想等で普段から副交感神経を刺激するのが上手い人なら出来るかもしれません)
深呼吸する → 副交感神経が優位になってリラックスできる
というよりは、
副交感神経が優位になってリラックス → はじめて深呼吸が可能
という順番が正解でしょう。
漠然とでも、「自分は呼吸が浅い」という感覚がある方は、上記の三つの副交感神経刺激法を、一日のうちに幾度か挟んでいくといいです。
A仮眠する(15分以内に起きること)
については、いつでもどこでもすぐに出来るようになるまでは慣れが必要です。
あまり交感神経優位だと、そもそもいつまで経っても眠りに入れない、ということがありますので、その場合はAの前に、@かBを行うというのが、賢いやり方になるかと思います。
(睡眠については後々のページでまた詳しく取り上げます)
@脱力法
仕事の合間に行うなら、椅子に座った状態で、寝る前に行うなら、横になった状態で、という形になります。
これでもかというほど、全身の、意識できるあらゆる筋肉に一気に力を込め、「プルプル」と最大値のままで数秒間。
十分に緊張したと思ったら、そのあと、一気に脱力します。
これで、身体の緊張を一気に解くことが可能です。数回繰り返すといいです。
寝る直前にベッドの中で行えば、副交感神経が優位となって、そこから一気に入眠しやすくなります。
眠りの深さがアップして、翌朝、驚くほどスッキリと目覚められます。
すなわち、睡眠時間を短縮する効果もあります。
部屋の電気を消してから、全身を、丹念に10分以上ストレッチ
↓
脱力法
のコンボを行ってから寝れば、寝起きは驚くほど、格別に良くなります。
これが全く効かない人は、副腎疲労か、LowT-3、酒の飲みすぎ、食べ過ぎか塩分不足、二度寝三度寝が常習化して起床ホルモンが出ていない、など、何らかの他の阻害要因があると思ってください。
ぜひ一度、お試しください。
A仮眠する(ただし、15分以内)
確実に副交感神経を優位にする方法。
上記の通り、そもそも、入眠し意識を飛ばすためには、ある程度交感神経が引っ込んでいる必要がある。
毎日最低一回、昼食後に行う(できれば15時頃にもう一回)ことができれば、毎日の睡眠が短くて済み、寝過ぎないことで寝起きも良くなり、続けていけば体もめちゃくちゃ快適になります。
(後々のページで、また詳しく取り上げます)
B背骨沿いの筋肉を刺激する
大字式の指圧器具というものがあります。
ハナ自前の、大字式健康器(固定式)
これを床に置いて、腰や背中、肩の下に敷く形でその上に寝転がり、自身の体重を使って、腰、背中、肩を刺激します。
効果・効能
- 胃腸病
- 神経衰弱
- 歪みを整える
- コリをほぐす
- 副腎疲労に
効果うんぬん以前に、コレ、単純に、
めちゃくちゃ気持ちいい
です。
寝る前に布団の中でやっていると、必ずと言っていいくらい、寝落ちしてしまいます。
というか、夜にやると、リビングの床でやっていても気持ち良すぎて寝落ちしてしまい、気付けば夜中、身体を冷やして風邪でも引きかねないので、
寝落ちしても大丈夫なように布団の中でやる
のが賢いかもしれません。
この大字式健康器、驚くほどダイレクトに副交感神経を刺激してくれます。
背中に交感神経と副交感神経の切り替えスイッチがあるのかと思うほどです。
身体を脱力し、自重に任せて腰から背中、肩をこの健康器で気持ち良く順番に刺激していくと、ものの5分もしないうちに、胃と腸が動き始めます。
はじめて使ったときは、「東洋医学のツボって、いまいち胡散臭くて信用してなかったけど、
コレ、マジのやつ
やな」と驚いたものです。
スイッチが入ったかのように「グルルル」「ギュロロロ」といった具合に、小気味のいい音を立てて、胃と腸が気持ち良く躍動します。
この素晴らしい健康器を開発された大字佐平治さんという御方は、交感神経の異常から神経衰弱と、内臓が下垂することによる胃腸病に悩まされており、一時は死をも覚悟したほどでしたが、ある時にふと自分の握りこぶしを背中に敷いて寝てしまったところ、翌朝、実に爽快な目覚めで胃腸の痛みも引いていたという経験から、この健康器を開発するに至った、とのことです。
下記のHPから購入できます。
また、上記のHPでもいいですし、他にも、「大字式」でググれば、大字式健康器を取り入れている整体院のHPがいくつか出ていて、分かりやすく動画も交えて使い方等解説されていますので、ぜひ参考にしてください。(そちらのHPからでも購入できます)
ホームセンターで売っている塩ビパイプとゴム栓を組み合わせて同様の効果が望める器具を自作したりもできるようです。
ハナは
「買った方が早くね?」
とか思っちゃう方ですがw
わき腹の痛みで、腹筋を中心に、全身の筋肉が緊張してこわばっており、この大字式健康器での刺激が、
天に召されるかと思うくらいに
気持ち良かったです。
交感神経が優位になっていたせいで止まっていた胃と腸が面白いくらいに、動くこと動くこと。
兵庫県西宮市の川本治療所という整体院のHPによれば、自己指圧によって、副腎疲労の改善も期待できるとのことです。(ただし、糖質制限必須。糖質で副腎疲労になるので、当たり前ですね。)
この大字式健康器、たまに
メルカリで売ってます
2000から3000円くらいで。
売った人は、「もういらないや」ってなったわけですよね。
うーん・・・信じられないなー、
一生ものやろコレ、とハナは思うのですが・・・
久々に熱い湯が気持ちいい
自律神経繋がりで、これまたわき腹の痛みから感じた余談を一つ。
ハナはもともとは、温泉やスーパー銭湯が大好きでした。
大好きでしょっちゅう行っていたのですが、体質改善してから、温泉がちょっと苦手になりました。
昔は、熱い湯に入るのが気持ち良くて仕方が無かったのですが、体質改善してから、あんまり気持ちいいと思わなくなり、熱い湯が苦手になってしまいました。
理由は、こういうこと↓だと思います。
だって、疲れてないんやもん
なかなか面白い嗜好の変化でした。
人によりますが、傾向としては、東洋医学、中医学で言うところの実体質(疲れ知らずのバイタリティ人間)の人は熱い湯が苦手で、冷え性持ちの虚体質(要は、虚弱っきー体質)の人などは温泉等を好む傾向がありますね。
もともとの虚体質から実体質寄りに改善された証だと思います。(実体質に偏り過ぎると大病して早逝する傾向があるので、実なら良いというわけではなく、その中間の中体質がベストとなります)
信じられないバイタリティを誇ります小学生以下の子供などは、病弱な子以外は基本的にみな実体質寄りですが、熱い湯が苦手ですよね。
ハナは体質改善してからというもの、冬でも熱い湯が苦手で、一瞬入って温まったらすぐに上がりたくなってしまうのですが、今回わき腹を痛めてからというもの、全身がこわばって固ってしまっているのでしょう、
ちょっと信じられないくらいに、
熱い湯が気持ち良くなりました。
病気や怪我をすると、いつもの調子では気付かない自分の体の一面に気づかされ、勉強になりますね、
というお話でした。