第60回 メガビタミンであなたの人生が変わる 2

第60回 メガビタミンであなたの人生が変わる 2



【第0回ハナの思い←まだの方はこちら】


より多くの方に読んでいただいて虚弱体質改善していただくため、アメブロも始めました。こちらに無い情報も語っていきます。良かったら覗いてみてください。

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 前回の おさらいです。

 

 

 人間が「生きている」ということは「している」ということであり、代謝しているということは、同化異化を行っている、ということでした。

 

 同化とは合成であり、
 異化とは分解です。

 

 臓器や血液や骨や神経など、自分自身を形作る器官を作り出し、また、ホルモンなど、生命活動のために必要な物質も必要なだけ作り出し、食べ物や空気などを取り入れて、分解し、同化のための材料としたり、また、エネルギーを取り出したりしています。

 

 これら同化と異化、つまり代謝を行う為には、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル等が特に必要となってくるわけです。

 

 ハナやあなたが体質改善して体調爆上げMAX、精神爆上げMAXになるためには、ンパク質がカギになるということは、これまでの記事でもお伝えしてきました。

 

 今回はメガビタミンも必要だよ、というところをお伝えしているわけですが、

 

どうしてメガビタミンなのか?

 

を説明するために、三石巌先生の三つの理論を前回から説明しています。

 

 

「パーフェクトコーディング」(前回)
「確率的親和力」(前回)
「カスケードモデル」(今回)

 

の三つです。

 

さくっとおさらいですが、

 

「パーフェクトコーディング」

 

とは、設計図であるDNAの情報をもとに、タンパク質や脂質やビタミンミネラルを使って体内の様々な物質が作られるまでの過程のことで、

 

DNA
→(転写)
→RNA
→(翻訳・生合成)
→タンパク質・酵素タンパク
→各種、様々な目的の物質

 

という「コーディング」の流れを、完璧に行うという考え方になります。

 

 その過程には、材料となるタンパク質と、協同因子として働く各種ビタミンやミネラルなどが要求される、というお話になります。

 

「確率的親和力」

 

とは、例えば、Aという目的の物質を作り出すために、B+C+Dという材料が必要な場合、Bという物質が持ついわば鍵穴に、CとDというが上手く合致した時に反応が起こり、目的のAが作り出されるという形になりますが、

 

 そのBの鍵穴の形はDNAの違い、つまり個人差、体質差によって異なるために、鍵穴の周りをゆらぎ漂うCとDの鍵がたまたまうまくハマり込んで合致するかどうか、その合致しやすさには、確率の概念が影響しており、鍵穴の形が単純であれば、ゆらぎ漂う鍵の数は10でいいところ、鍵穴の形が複雑であれば、たまたま鍵が合致するためには、100の鍵が周りに漂っている必要がある。

 

 つまり、後者の体質の人が前者の人と同じレベルの結果(鍵穴と鍵の合致)を求めるためには、10倍の数の鍵を用意すればよいのであり、それがつまりは、体質的に弱い部分を、メガビタミンで例えば10倍の量を摂取して、カバーしていこうという考え方です。

 

 鍵穴は酵素タンパク、鍵はビタミンやミネラル(協同因子)の例えとなっています。

 

 そして、今回は、メガビタミンがハナやあなたにとって必要であることを説明するもう一つの考え方、

 

「カスケードモデル」

 

について説明します。

 

ビタミンが、ある量を越えた時に急に効き始めたと感じる理由

 

 

 

 

「カスケード」とは、連なった小さな滝のことです。

 

 段々になっていて、一段目の滝、二段目の滝、三段目の・・・という風に、小さな滝が連なっています。

 

 そして、一段目の滝の水は二段目に落ち、二段目がある程度満ちると今度は三段目に落ち、と言う風に、次から次へと水が満ちては下の段、下の段へと流れが順番に繋がっていきます。

 

 滝は、流れ落ちる際に、それぞれの段にある水車を回します。

 

 イラストは、例としてビタミンCを摂取した場合のカスケードモデルです。

 

 流れ落ちる水は、摂取したビタミンCを表しています。

 

 水車にはそれぞれ、ビタミンCが体内で及ぼす作用が割り当てられており、この図においては、以下の作用を表現しています。

 

一段目がビタミンCの抗ストレス作用
二段目がビタミンCの抗ウイルス作用
三段目がビタミンCのコラーゲン合成
四段目・・・
五段目・・・
・・・と、多数続いていく。
その数は数十段とも数百段とも・・・

 

(これも前回のおさらいですが、例えばビタミンCの抗ストレス作用ですが、ビタミンCが直接ストレスを消すのではなく、ストレスに対抗するホルモンを合成するにあたって、補酵素の一つとしてビタミンCが使われる、という形になります。二段目の抗ウイルスや三段目のコラーゲン合成も同じく。)

 

 このカスケードモデルは、

 

  1. 水車は一斉に回り出すのではなく、上から順番に、順番に、回っていく
  2. 流れる水の量が多いほど、下の方の段まで水車を回すことができる
  3. 水車や滝の本体自体は、タンパク質で出来ている
  4. 水車を回すために満たさなければならない水溜まりのかさは変動する
  5. 人によって、もともとの水車の順番や水溜まりのかさは異なる

 

というところがポイントとなっています。

 

 順番に見ていきます。

 

 

 ビタミンCに関して言えば、

 

1.水車は一斉に回り出すのではなく、上から順番に、順番に、回っていく

 

 例えば、ビタミンCを摂取した際、平均的に全ての作用に割り振られるのではなく、一部には充足するが、一部にはほとんど届かないという偏りが起こる。

 

2.流れる水の量が多いほど、下の方の段まで水車を回すことができる

 

 つまり、大量摂取が有効。

 

3.水車や滝が流れる場所自体は、タンパク質で出来ている

 

 そもそも、タンパク質が足りてなければ、水車自体が不完全となり、水をいくら流そうとも、つまり、ビタミンをいくら摂ろうとも、有効活用されない。タンパク質不足だとメガビタミンは効果が無い。代謝酵素はタンパク質で、その補酵素がビタミンだから。

 

4.水車を回すために満たさなければならない水溜まりの量は変動する

 

 ストレス、ウイルス、疾患など、外的内的要因によって、必要量が変動する。例えば、高ストレスな状況で、一段目の抗ストレス作用でビタミンCが大量に消費されると、二段目の抗ウイルス作用にまで回る量が減り、結果、高ストレス下だと風邪を引きやすい、などの結果を招く。

 

 つまり、この点でも大量摂取が有効となる。

 

5.人によって、もともとの水車の順番や水溜まりのかさは異なる

 

 コラーゲン合成がものすごく下の方の段で後回しになっている人だと、ビタミンCをたとえ10g摂っていても肌に変化無しだったりするし、コラーゲン合成の段が最初の方に来ている人だと、たった1gで肌が見違える人もいる、という事態、同じ量の栄養を摂っていても、個人差が起こってくる。

 

 

メガビタミンには、

 

「量を増やしていくと、ある量を越えたところから急激に効果が実感される」

 

という「あるある」があります。

 

 増やしたら増やした分だけ、少しずつ全ての作用が同時に向上していくのではなく、ある量を越えたところから、突然降って湧いたように効果が実感され始めます。
(注:タンパク質不足だと、いくらビタミンの量ばかり増やしても無意味どころか、摂るビタミンによっては、悪心や胃重、頭痛、下痢などの副作用に見舞われる可能性がありますので、増量は慎重に、恐る恐るでお願いします。)

 

 

 ハナも実際に、ビタミンCを一日4g程度摂取していた頃には、いうほどビタミンC単体から感じる効果は分からずにいたのですが、(発熱時の大量摂取はテキメンでした)それを一日12gに増量してみたところ、

 

「身体の軽さ・疲れにくさ」
「短時間睡眠の安定」
「肌の質感・張り・キメの細かさアップ」

 

という目に見えたあからさまな効果を実感しました。

 

 

 12gに増量したことで、カスケードの下の方にまでビタミンCが回って、今まで水が届いていなかった水車まで、回り始めたのだと思います。

 

 カスケードモデルから言えるメガビタミンでの重要な考え方としては

 

 

1.タンパク質を充足させるのが先。

 

(タンパク質=水車 代謝酵素 ビタミン=そこを流れる水 補酵素)

 

 考え方としては、

 

「まず高タンパク質が先にあって、その上でガビタミンが成り立つ」

 

いう順序を間違えてはいけない。

 

「メガビタミン → 高タンパク 」の順序は成り立たない。

 

 様子を見ながら同時進行はOK。

 

 

2.大量摂取でないと意味な

 

 増量は慎重にしつつ、最終的には、大量摂取して初めて効果が表れることが多い。少量摂取では、下の方の段の水車には、いつまで経っても水(ビタミン)は届かない。

 

 

という2点に尽きると思います。

 

 どうしてビタミンが必要なのか?
 どうしてメガビタミンなのか?
 どうしてタンパク質が先なのか?

 

 このあたりを、

 

「パーフェクトコーディング」
「確率的親和力」
「カスケードモデル」

 

の考え方から、理解していただくことで、メガビタミンをこれから実践して行く上で、ブレずに確信をもって行っていくことが出来るかと思います。

 

 

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