第3回 ハナの虚弱体質な過去についてB

第3回 ハナの虚弱体質な過去についてB



【第0回ハナの思い←まだの方はこちら】


より多くの方に読んでいただいて虚弱体質改善していただくため、アメブロも始めました。こちらに無い情報も語っていきます。良かったら覗いてみてください。

https://ameblo.jp/akatsukihana12


 

 

虚弱体質を改善しようと、生玄米食、生菜食、断食に傾倒する

 

 

 卒業して上京したあたりから、自炊を始めたこともあり、このままではいけないと、色々と食事を自分なりに考えるようになりました。

 

 とにかく便秘がひどかった。

 

 これはもう、食物繊維を摂るしかないと思い立ち、ボウル一杯の茹で野菜を毎食モリモリ食べたり、ケロッグのオールブランを主食代わりにしたり、ライ麦パンを食べたりと、手変え品変え、自分なりにやっていましたが、いまいち結果が出ない。

 

 その頃から西式甲田療法の書籍に出会い、割と本格的に実践し始めます。

 

 

 

虚弱体質が改善!!西式甲田療法の実践

 

 

 西式甲田療法の書籍を買い漁り、次から次へと読了。

 

 その理論と、鮮やかなまでの難病克服体験記に魅せられ、いよいよ入れ込んでいきます。

 

 最大三日間の断食や基本一日1〜2食、生の発芽玄米食、3〜4種の手作り生野菜ジュース、豆腐、ごまペーストで生きてました。

 

 そこそこ本格的にやったのは2〜3年だったかと思いますが、その期間は、虚弱体質を改善するためならと、我ながらよく頑張ってやってたと思います。肉や脂を全く口にしない期間もありました。

 

 加えて背腹運動や温冷浴、板の上にパンイチで寝る、木枕等も取り入れ、これで本当に自分は生まれ変わる、この療法こそが健康長寿の唯一の選択肢と思い込み、肉食を悪とさえ考えていました。

 

 書籍で語られる効果効能は本当で、その通り、実際、虚弱体質の諸症状や体調はかなり改善されました。

 

 

改善された虚弱体質的諸症状たち

 

花粉症 → これは効いた。ほとんど無くなる。

 

胃腸 → 便はモリモリ出るように。生玄米食がテキメンに便秘に効いた。ただ、生野菜ジュースの色がそのまま出ていたので、消化吸収できていたかは疑問。当たり前ですが、肉と脂は相変わらず苦手のまま。だんだんとタンパク質と脂質を苦手とする身体に。。。スーパーの肉コーナーに目もくれなくなる。買い物かごに肉のパックをたんまり入れている人を横目に見て「愚かな人間どもよ・・・」くらいに思っていた。

 

 これは完全にアホでした。www

 

風邪引き → 回数は減っていたと思うが、全く引かないとかは無かった。盆や正月になると高熱を出したりしていた。代わりに食あたりや胃腸炎にかかる回数が多くなった。おそらく胃酸があまり出ていなかったものと思われます。

 

ドライアイ → やや改善されるものの、相変わらず高機能なシリコンハイドロゲルのワンデーコンタクトでも、一日は付けていられない。今思えば当たり前で、目の潤いは油分で守られているので、脂質を極端にカットしてドライアイが改善するはずもなし。。。

 

抑うつ感 → これもかなり改善。メンタル的には、そこそこ打たれ強くなった。

 

全般的な体力 → 食べ過ぎずに、少食を守れていた場合は、結構体力持久力はあった。が、食欲に負けて食べ過ぎたりするとだるくなって心も体もどんよりしていたと思う。

 

 

 虚弱体質を改善するにあたって、その効果効能は相当に大きく、それまでの食べ過ぎの人生と比較すると、大げさでなく人生を救われたような思いでした。

 

 しかし、何もかもがパーフェクトに上手くいったわけではなく、デメリットもいくつかありました。

 

 当時は少食健康法を盲信するあまりに、諸々のデメリットには、当初、意識的に目をつぶっていたのですが。。。

 

 

デメリット

 

  • 毎回の生野菜ジュース作りが大変
  • 周囲に変人と思われる
  • 単純に食欲のセーブがキツイ、少食がキツイ
  • 胃酸の出が悪くなり、胃腸風邪や食あたりにかかりやすくなる

 

 様々ありましたが、決定的なのは次のデメリットです。

 

見た目が悪くなった → 当たり前ですが、摂取カロリーが低ければ低いほど身体の負担は軽くなる、みたいな世界ですので、結果、めちゃくちゃ痩せます。一言で言えば、私の場合はですが、単純に、見た目が劣化しました。(太っている人なら痩せてちょうど良くなるのかな!?)

 

 肌にうるおいは無くなり、頬はコケてしまい、血の気が少なくなって顔色が悪くなるせいか、瞳の輝きというか、生気みたいなものが見た目から減り、どんよりとぎょろ目で、暗い顔つきになりがちに。(ちょっとオーバーかも?)

 

 見た目的には、さらに虚弱っきーになっていました。

 

「甲田カーブ」と言いまして、キッチリと食事法を続ければ、減った体重は底を打ち、そのあと次第に上向いて適正体重に落ち着くという内容なのですが、その甲田カーブまで私は辿り着けませんでした。

 

 身体が慣れ、腸内細菌が整えば、細菌たちがイモや野菜からタンパク質を合成してくれるようになり、体重が増えていくということなのですが、そこまでの境地に至ることはできず。。。。
(実際、森美智子さんという、20年間、一日1杯の青汁で生きておられる方がいらっしゃいますが、どちらかと言えばふっくらとされています。)

 

 仕事場の同僚や親戚、両親からは「痩せすぎだよ」と批判されましたね。

 

 しかし、本人は以前と比べて調子がいいものだから、聞く耳持たず。

 

 それどころか、周りも実践すればいいのにと、心から思ってました。

 

 私の健康オタクっぷりは周知されていましたので、また何かやっているなという感じで、病気だとかの心配はされませんでしたが、ちょっとやり過ぎじゃないのと思われていたみたいです。

 

 これが地味にキツく、また、鏡ではあまり分からないのですが、自分でも写真に写る自分の姿を見て、少しギョッとするところもありました。

 

 「ちょっと、痩せすぎで気持ち悪いかも」

 

 どうみても、不健康そうにしか見えないし、老けて見える。

 

 少食こそ人類の正しい食事法、唯一の健康長寿の道。さらに極めていけば、虚弱体質は改善し、絶対的に強健でゆるぎない肉体と精神が手に入ると。。。そう信奉するあまり、今まで自分で見て見ぬふりをしていたが。。ふと我に帰って冷静に見ると。。。。

 

 やはり、これはいただけない。。。

 

 この辺りで、徐々に厳格な食事法からフェードアウトしてゆきます。

 

 

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