第35回 血液検査しろってば
【第0回ハナの思い←まだの方はこちら】
より多くの方に読んでいただいて虚弱体質改善していただくため、アメブロも始めました。こちらに無い情報も語っていきます。良かったら覗いてみてください。
↓https://ameblo.jp/akatsukihana12
このサイトでは、主に以下のような不定愁訴がある方を、
一言で「虚弱体質」と呼び、それらを改善する方法を順次紹介しています。
- やたら風邪を引く
- 引いたらなかなか治らない
- 体調が良い方が少ない
- 長時間寝ないと持たない
- 副鼻腔炎持ち
- 胃腸が虚弱
- 胃下垂
- 肉や脂が苦手
- 肌がカサカサ、汚い
- 便秘
- 下痢
- 倦怠感
- だるい
- 朝起きられない
- いつも疲れている
- イライラする
- 体力がない
- 冷え性
- 花粉症
- ドライアイ
- すぐに眠くなる
- 悲観的
- すぐクヨクヨする
しつこいですが、これらは全て、ハナの過去の実体験です。
時期によってトレンドはあるにしろ、大学時代からつい三年前までの体調を
ざっと箇条書きにしたものです。
胃下垂あり、呑気症あり、胃腸虚弱あり、冷え性あり、長時間睡眠で免疫力も低く、副腎疲労もありました。
一言で言うなら、基本「体調が悪い」!
波はもちろんあり、「いつでも絶不調」というわけでもないですが、逆に、「絶好調の時」というのが全くありませんでした。
で、そんなどん底みたいな状態のハナでしたが、これがなんと、
健康診断の血液検査は、オールクリア。
この国の一般的な医療さん「いたって健康体ですよ。」
というわけです。
ハナ「えっ」
栄養療法(オーソモレキュラー)を取り入れているクリニックでの、多項目に渡る1万円ほどの詳しい血液検査でなければ、特に40代以下の比較的若い世代の場合、よほどの病気か、食も含めて生活習慣の偏りをやらかしてない限りは、普通の健康診断の血液検査では、何も診てくれてはいないに等しいのが現状です。
理想的には、定期的に栄養療法(オーソモレキュラー)を扱う医院で、それ用の詳しい血液検査を受ければいいのですが、(ハナもいつかやりたいと思っているのですが)ただし、そのままその医院でお世話になるとすると、医療用の高額なサプリメントを、毎月数万円ほど払って購入コースとなります。相談の上、市販の低額なものも一部併用させてくれるとは思いますが、iHerbで買えば、同等(医院としては当然同等とは言わず、医療用を推すのだと思いますが)のものが月数千円で買えます。(ヘタしたら、法律による成分の制限により、高額な日本製の医療用サプリより安価なアメリカ製サプリの方が効果が高い場合さえある)
検査に付随する検査結果レポート(3000円から、だいたい5000円くらい??)だけ頂いて、あとは必要なサプリは全てiHerbで注文、とかいうことが普通にできれば、費用対効果が抜群だと思うのですが・・・
まあ、言い出しづらいですよね。病院はサプリを売りたい、そのために検査を用意しているわけですから。「検査のみで結構、あとは自分で」とは、普通の感覚なら。w
それはそれとして、定期的に血液検査を
で、それはそれとして、というのが今回のメインのお話です。
結論から言いますと、上記で挙げたような体調や不定愁訴がある方で、これから高タンパク+糖質制限+ビタミン・ミネラル療法(後々のページで詳しく紹介します)で体質改善を行おうとしている方は、ぜひとも、定期的に血液検査して下さい。
ネットで「血液検査キット」等のワードで検索すれば、Amazon等で検査キットを購入できます。
ネットで取り寄せれば、病院に行くことなく、6000円程度で検査可能です。
血液検査を勧める理由としては、まず第一に、「体質改善」「虚弱体質」「不定愁訴」の域を超えた重病が原因である可能性を、排除するためです。
会社員として働いている方は、会社の健康診断で血液検査していると思うので、この可能性は当てはまりませんが、(それでも、一年に一度なので、半年以上経っている場合は、一度検査してもいいかもです)自営業の方や、主婦や学生の方、小企業で会社がやってくれない場合などは、ほとんど検査したことが無い方もいるかと思います。
例えば進行したガンや、重い糖尿病、肝臓病、腎臓病、脳疾患等の場合は、適切に糖質制限や高タンパク食、栄養療法を注意深く行えば、毒になることはまずありませんが、それ以前に、手術や投薬や厳格な食事制限等の
治療
が必要です。
また、高タンパクや糖質制限を行うにしても、内臓に疾患がある場合は、非常に注意深く行う必要が出てきますので、同じケースをすでに扱っている経験のある医師のいる機関で、指導を受けるべきでしょう。
このサイトから伝えられる情報で何とかできるレベルを超えていますので、その可能性を排除するために、上記の不定愁訴がある方(特に、ここ数か月で急に顕著になった場合など)は、一度病院で血液検査を始めとした各種検査を受けるべきです。
以上が第一の理由で、以下、第二の理由として、
タンパク質の摂取を増やしていった際に、その量が本人の処理能力を超えていた場合は、結果、体調不良として現れてくることがあるため、注意深く自身の体調の変化を意識して、日々観察してもらいたいということがあるのですが、
(特に、タンパク質の分解の結果として発生したアンモニアの処理が追いついていない場合など)
高タンパク質、また、ビタミンミネラルの高容量摂取で、肝臓がオーバーワークとなってダメージを受けた場合などは、血液検査項目の「ALT」「AST」といった数値が上昇してくるのですが、その際は特に体調不良という形で実感したりすることは少ない、という問題があります。
ハナも一度、糖質制限、高タンパク、高容量ビタミンミネラルで、体調としては絶好調時に、健康診断の血液検査で肝臓の数値が引っ掛かり、
(ASTとALTが60から80くらいにまで上昇。通常は15から25が理想)
精密検査送りとなったことがあります。
繰り返しますが、この際、体感としては、
絶好調
でした。
それにもかかわらず、高栄養が自身の処理能力を超えていたため、肝臓にダメージを受けていたのです。
(この場合でも、一旦適正量に落として、中長期に渡って少しずつ量を増やしていき、臓器が健康になって本来の力を取り戻せば、許容量は上がり、ゆくゆくは同じ量を摂っても大丈夫になります)
超音波検査等も行いましたが、結局、ハナの肝臓には、何も、所見なし。
タンパク質摂取量を減らし、
(情報を得たばかりで、調子も良いものだから、プロテインで、タンパク質を摂り過ぎていた)
ビタミンミネラルも一旦最低限の量に戻したところ、2週間ほどですぐに基準値内にまで下がりました。
ナイアシンの摂取で、AST、ALTが実際は問題の無い軽度上昇値を示す場合があるらしく、当時はナイアシン単体では摂っていなかったので、ビタミンBコンプレックスに入っているナイアシンのせいで上がっていた可能性もありますが、正確なところは分かりません。
栄養療法の第一人者、ホッファーの論文で、ナイアシンによる肝数値の軽度上昇は肝臓病変を意味しないという研究結果が示されています。
その論文によれば、上限値の2から3倍までの軽度上昇は全く気にしなくていいとのこと。また、摂取を続ければ次第に数値は落ち着いてくるとのこと。
また、ケトン体療法で有名な水野雅登先生のSNSにも、ナイアシンによる数値の上昇は、肝臓が元気な証拠、くらいに述べられていました。
プロテインによる高タンパクが原因でAST、ALT上昇した場合は、タンパク質代謝にかかせないB6の単体高容量摂取(一日1000r)で改善されるらしいのですが、B6摂取開始後に比較のために検査はしなかったので、今となってはB6単体での効果の実感のほどは分かりません。
まあ、いずれにせよ、これまで10年20年と続けてきた食生活や栄養摂取量をガラリと変えていくわけですから、最新の注意を払い最大限回避しつつも、多少のひずみが生まれてくることは当然と言えば当然のことです。
危険だといって全てを避けてしまうのではなく、その危険が最小化されるように、転ばぬ先の杖として、最低限、定期的な検査を行うことをお勧めします。
(2019年9月 追記 タンパク質摂取量体重2倍グラム、ナイアシンも1000mgほどに増量中、筋トレもして筋肉痛中(AST上がりやすい)という条件で、再度血液検査をした際、ALT、AST,ともに基準値内に下がっていました。絶対上がっていると思っていたので、驚きました。B6は、P5Pという活性型タイプのものをサプリで摂取していました。だいたい、前回の高値から一年後くらいの検査でした。中長期でみれば、同じ高タンパクメガビタミン継続していても、最終的には数値が落ち着いてくるというのはどうやら本当のようです。)
この先、何十年とお世話になる、大切で替えの効かない身体の器官のためですから、たかだか(というと語弊があるかもですが)年に数回、数千円の出費(というか、ローリスク超ハイリターンな投資やで)を惜しむのは、合理的ではありませんです。
毎月毎月、意識することなく数千円もの医療保険を、何年も払い続けているのに、また、これからも数十年払い続けるというのに、年に2回、数千円を払ってネットで検査キットを取り寄せることをためらってしまう、この不思議・・・
そういって、ネットで手軽にできる血液検査は行っているものの、医院でしか受けられない栄養療法(オーソモレキュラー)での多項目血液検査を受けることを中々実行できずにいます。
(^^;)
だって、その後の処方を全て断って「検査とレポートだけでお願いしますw」って、なんかちょっと言いづらいよね。w