第46回 人体説明書「※精製物は非対応のため、摂取しないでください」

第46回 人体説明書「※精製物は非対応のため、摂取しないでください」



【第0回ハナの思い←まだの方はこちら】


より多くの方に読んでいただいて虚弱体質改善していただくため、アメブロも始めました。こちらに無い情報も語っていきます。良かったら覗いてみてください。

https://ameblo.jp/akatsukihana12


 

 依存症をテーマに引き続きお送りします。

 

 今回の題名ですが、「第46回 依存症だと幸せになれない 3」だと単調かと思い、ちょっと捻りましたが、内容としては前回からの続きになります。現在のテーマが

 

「依存症」

 

と、ちょっと・・・というか、どちらかといえば、

 

だいぶん暗い

 

ので・・・

 

(だって、色に喩えたら、絶対グレーやん・・・灰色やん・・・完全に無彩色やん・・・)

 

少しでも

 

(いろどり)

 

を添えようかと、また本編と全然関係ない

 

3歳の娘ネタ

 

ですが・・・

 

(娘が好きなピンク色です)

 

 娘は3歳半にもなったのに、未だに「指吸い」がやめられません。少しでも暇になってぼーっとし始めようものなら、

 

「チュッ・・・チュッ・・・チュッ・・・チュッ・・・」

 

と親指を吸い始めてしまい、どこからともなく、湿った指吸音が響いてきます。

 

「3歳にして指吸いに依存て・・・大丈夫か将来・・・!?」

 

と心配になりますが・・・

 

(°Д°)

 

 この一年ほど、嫁さんと、あの手この手でやめさせようとガチで奮闘しましたが、ついに完全にやめさせることは叶わず、現在では、ハナも嫁さんももう、完全諦めの境地です。

 

(TДT)(T∀T)
「ヨウヤッタテ…」

 

しょっちゅう

 

チュッパチャップス

 

しているものだから、娘の親指からは、基本的にそこはかとなく

 

よっちゃんイカのニオイ

 

が漂っております。

 

 娘の指を嗅いでやって、

 

「ちょ、クサっ!!www」

 

とディスってやっても、

 

 

3歳娘「うへへwww」

 

 

と何故か嬉しそうにしてしまいますので、羞恥心に訴える作戦もまだ通用しなさそうです。

 

 

保育園で覚えてきた柔軟体操をおもむろに始める娘(・ω・)「うんしょ、うんしょ・・・」

 

 

ハナ「おお、ストレッチしてんのー、えらいやーん」

 

 

(`・ω・´)怒「パパ、見んといてー!!」

 

 

ハナ「え?なんで?」

 

 

(´・ω・`)「恥ずかしいの!」

 

 

ハナ「え?いやいや、親指がクサい方が恥ずかしいと思うで?」

 

 

「うへへwww」(何故か喜ぶ)

 

 

 まあ、正確にはよっちゃんイカというか、

 

指タコ

 

なんですが・・・

 

 くせ・さなえ(絵本「ゆびたこ」の作者の名前)というかもう、

 

臭・さなえ

 

です。

 

 最近は親指だけだと飽きてきたのか、

 

バリエーション豊かに人差し指や中指も挟んでくる始末。

 

 もうね、指がね、唾液でデロんデロんなんですよね。

 

 どなたか、

 

「この作戦で一発K.O.だったよ」

 

みたいな超必殺技がありましたら、ぜひともご教授ください・・・(T∀T)

 

 テーマと全然関係ないかと思ったら、微妙に

 

依存繋がり

 

だと気づきました。w

 

 それでは、本編です↓

 

 

色々と「めんどくさい」と感じる人は要注意

 

 

 前回ご紹介したドーパミンは、報酬系の神経と呼ばれ、この神経が刺激されると、人間は

 

満足感、
幸福感、
やすらぎ、
達成感、
嬉しさ、 
充実感、

 

・・・などの感覚を得ることができるという内容でした。

 

 報酬系、つまり

 

「ごほうび」

 

であり、「アメとムチ」における

 

「アメ」

 

です。

 

 こいつがなければ、人間はただの

 

クズ野郎

 

に成り下がります。

 

 人間はもともと何か行動を起こす際、動機として、その先に何らかのご褒美を求め、そのご褒美を獲得しようとしてはじめて行動を起こせる、という行動様式となっています。

 

「美味しい」というご褒美があるからご飯をたべる、

 

「達成感」というご褒美があるから趣味や仕事を頑張れる、

 

「充実感」というご褒美をあるからわざわざ休みの日にボランティアにも、いそしめる。

 

 実際はもっともっと複雑に様々な要因が絡み合った動機があるでしょうが、ざっくり乱暴に言えばそういうことになります。

 

 ある実験で、マウスのドーパミン神経を遺伝子操作で欠損させました。

 

 そのマウスはどのようなマウスになってしまったかというと・・・

 

 自らは、水も飲まない、食べ物も食べない、おもちゃを与えても遊ばない。

 

 とにかく、ぜんぜん動かない。

 

 全く、何に対しても

 

「意欲」

 

のないマウスが出来上がってしまったそうです。

 

 薬物以外の刺激ではドーパミンが出なくなってしまったために、食事も、トイレも、起き上がることさえ億劫になり、廃人のようになってしまった

 

末期の薬物中毒者

 

に、どこか似てますね。

 

 酒やタバコやギャンブルやポルノ鑑賞が大好きで、普段生活する中で、イマイチなんに対してもやる気が起きず、億劫に感じて

 

意欲がわかない

 

という人は要注意です。

 

ドーパミン神経が、強い刺激で馬鹿になって鈍っている

 

かもしれません。タバコや酒やポルノ以外では、ドーパミンが刺激されないので、何に対してもやる気がわかない。極端に言うと、もう、身綺麗にするのさえ、めんどくさい。

 

 ものすごい偏見に聞こえるかもしれませんし、ディスるつもりもないのですが、あえて・・・。

 

 これまでの人生で見てきた単なる印象なのですが

 

 ヘビースモーカーの人って、恰好がだらしなく、片づけもやらないめんどくさがりが多い印象、ないですか??

 

逆に、

 

「あの人は、いつどこで見ても身綺麗にしていて、ステキ」
「一度だけ家にお呼ばれしたけど、家の中も整ってて完璧だった」

 

みたいな身なりに人一倍気を使えている洗練された人で、

 

「セブンスターを一日2箱吸ってます」

 

みたいなチェーンスモーカーはちょっと想像つかなくないですかね?
(いたとしたら、逆になんかカッコいいですね。w)

 

 もしかすると、タバコ以外ではドーパミンが出にくくなっていて、何をやっても、その先に本来あるはずの報酬・「ごほうび」が出ない状態に陥ってしまっており、

 

(本来であれば、身綺麗にして、部屋もキレイに片付けることは、「爽やか」「気持ちいい」「なんか、気分がいい」というご褒美のドーパミン刺激が伴うはずです。)

 

そのせいで色々なことが

 

「めんどくさい」としか感じられない

 

状態なのかもしれません。

 

「めんどくさいよ。だって、その後に良いことが何も待ってないんだもん」

 

というわけです。

 

 あと、行動の動機となるものは、「ムチ」ですね。

 

「怖れ」の感覚です。

 

 〇〇しないと、怒られる。蔑まれる、痛くなる、殺される、死ぬ。そうなったら、恐ろしい。だから、行動する。

 

 あとは、「アメ」も「ムチ」もなくても行動できるのは

 

「習慣」の力

 

だったりしますが、話が逸れるので今回は割愛します。

 

 

ドーパミン神経の本来の使用用途

 

 報酬系、ですので、

 

「DNAがあなたを生存させようとする『アメとムチ戦略』におけるアメ

 

がドーパミン本来の役割です。

 

 つまり、

 

DNA氏「生きろよ。頼むから。生きてくれ。生きるために、いろいろ行動、してくれな。え?タダでは動きたくないって?しょうがねえなぁー。そんじゃあ、やる気出るように、ごほうび設定しといたから。飯食ったりとか、ちゃんと寝たりとか、セックスしたりとか、安全な場所にいたりなんかしたら、いい気持ちになるようにしといたかんな。要は、生きるためになる行動できたら、
ってことな。あっ、あと、生きるためにマイナスの行動したら、罰が出るような設定も付けといたから。危ない場所は不安になったり、危ない奴がいたら怖くなったり、傷がついたら痛くなったりすると思うけど、それらはちゃんと避けるように。そういうことなんで、んじゃ、よろしくでーす」

 

というわけです。

 

 本来、

 

「生きるためになる行動ができたあとのごほうび」という位置づけのはずのドーパミンを、手順をすっ飛ばして、最終のごほうびの部分だけをすっぱ抜いて、いきなり頂こう、しかも、通常ではあまり有り得ないような強烈なレベルで、ガッツリごほうびだけ無理やり出させちゃおう、というのが、依存系の

 

精製物質

 

です。

 

もう、この時点で、直感的に

 

存在としてちょっと無理がある

 

と感じませんか?

 

「砂糖」
「アルコール」
「タバコ」
「薬物」
「ギャンブル」
「ポルノ」

 

 これらはすべて、「精製」されています。

 

 ドーパミンを強制的に出させるような部分だけ、そういった成分の部分だけを抽出し、寄せ集め、濃度を高めに高めて、完成。

 

 ドーパミンを出させることに特化した、特殊で異様な存在たちです。

 

 DNAの

 

「生存のためのごほうびシステム」

 

の正しい手順を踏まずに、不正に最終結果のみにダイレクトにアクセス、都合よく美味しいとこだけをいただいてしまおうというのは、ある意味、外道な方法、

 

「外法」

 

に他なりません。

 

 これらの依存性精製物は、国や社会が推奨し、野放しにし、もはや現代の文化に深く根差しているといってもいいくらいの位置まで来てますので、何の疑問もなく、何の危機感もなく、多くの人が日常的にそのお世話になってしまっていますが、もっともっと「それ」に特化させてみたツールがあったとしたら、どうでしょう?

 

 ただ押すだけで、いくらでも、何度でも、しかも強力に、自身の脳の中のドーパミンを自由に刺激できる「快楽ボタン」があったとしたら・・・

 

 ただし、本当にただ「ドーパミン神経を刺激する」だけのボタンですので、使用していく中で、依存したり、耐性がついてきてしまったり、他のことがどうでも良くなってしまう可能性があります。

 

でも、すごく便利ですよね。

 

 わざわざ眠い中毎朝起きて、一生懸命働いて、時にはつらい思いして、お金稼いで、やっと稼いだそのお金で砂糖や小麦やお酒やタバコやAVやスロットを買わなくてたっていいんですから。

 

 ボタンを押すだけで、その一番最後の結果のドーパミンだけをもらえるんですから。一日中部屋にいて、ずっとそれを押し続けていればいいんですから、他にもう、何にもいらないですよね。

 

 どうします?

 

 

快楽の神様「どうする??いる?」

 

 

やめときますwww

 

 

ってなりませんかね?w

 

 アルコールやタバコのように、健康への直接的な悪影響がないドーパミンボタンでさえ、冷静に考えたら、

 

ちょっとやめときますwww

 

ってなレベルです。

 

 なのに、健康を害するという嬉しくないオマケつきの砂糖や酒やタバコを、わざわざお金を払って買っているという異常な図式を、ちょっと一度冷静になって、考えてみてもらいたいと思います。

 

 

人体説明書の注意書き

 

 依存を引き起こす精製物質が、当たり前のように人体に摂取され始めたのは、人間の生物としての歴史からすれば、ごくごく最近。

 

 何が言いたいのかというと、

 

人体は、まだ、これらの精製物質に対しては非対応

 

ということです。

 

人体説明書(2019年製)「※本製品は、構造上、精製物質の摂取には対応しておりません。故障の原因となる可能性がありますので、極力お控えください」

 

というわけです。

 

 このままあと万年経てば、砂糖やアルコールや薬物をいくら摂取しても全然大丈夫な生物に進化しているのかもしれませんが、現代の段階では、明らかに非対応です。

 

 アルコール産業、ポルノメディア、たばこ産業、ギャンブル産業、最近だとネットゲームも入ってくるのでしょうか。これらは、「依存症ビジネス」とも呼ばれます。

 

 企業は、また、そこから税収を得る国は、売り上げのためにあえて、分かっていて、お客のドーパミン強制刺激を狙って依存を促進しようとしている、百歩譲って、意図はともかくとして、客観的な事実、少なくとも、

 

依存性を利用して利益を上げている

 

という視点を常に持つことも、自己防衛のためには必要かもしれません。

 

 

幸せになりたければ

 

 

 幸せになりたいなら、簡単です。

 

 

 一度、全ての精製物、嗜好品を断てばいい。

 

 

 強い刺激の嵐で鈍感になってバカになっていたドーパミン神経の感受性が元に戻りはじめ、刺激が少なくなった神経は、次第に刺激を感じ取ろうと、より鋭敏に、その感度を回復させていきます。

 

(ここはハナの仮説ですが)

 

 そしたら、ささいなことでもドーパミン神経が刺激を感じられるようになります。

 

生きてるだけでめっけもん、

 

朝起きるだけで幸せ、

 

生まれてきただけで丸儲け、

 

という状態です。

 

 

 もちろん、実際はそこまで話は単純ではないでしょうが、大枠で簡単にいうならそういうこと、と、上記の考えを常に持っておくと、あなたの人生にとってプラスになることは間違いないかと思います。

 

 

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